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価格上昇率をチェックする 今どき「中古マンション選び」の視点

週刊ダイヤモンド別冊『中古住宅リノベーション自由自在!』発 最新情報【第3回】

価格上昇率をチェックする
今どき「中古マンション選び」の視点

著者・コラム紹介
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中古マンションの相場は、その時々の新築マンションの価格動向に伴い、少し遅れて上がったり下がったりする。新築マンションが大幅に値上がり傾向にある中、各中古物件価格が妥当な値付けになっているか、しっかりと吟味したい。「これから中古マンション購入」を考える人は、何を指標にして選べばいいのか。住宅評論家の櫻井幸雄氏に聞いた。

値上がり率上位に
地味な駅が並ぶ訳

 中古マンションが値上がり傾向にあると聞いて、どんな反応が出るだろうか。

 「しまった、もっと安い時期に買っておくべきだった」と思う人は多いはずだ。

 「便利のいい街中は高すぎる。少し遠くに行くべきか……」と考える人もいるかもしれない。

 「いや、値上がりする中にも、まだ割安な物件はあるはず。探そう」と行動に打って出るのは、ポジティブな人だ。

 本誌の調査によれば、首都圏で320の駅が値上がりしている中、上昇率が激しいエリアにはどんな特徴があるのか。

 「上昇率ベスト10の駅は、日暮里、勝どき、東向島、桜木町、浜町、青物横丁、田町、泉岳寺、人形町、大井町。このうち田町と泉岳寺は、山手線に今後生まれる新駅のエリアですから、新駅期待で値上がりしていることが分かります。残る8駅は意外に地味な駅です」(住宅評論家・櫻井幸雄氏、以下同)

 なぜ、地味な駅なのに上昇率が激しいのか。理由は、都心の新築マンション分譲価格の値上がりに引っ張られているからだという。

 「上昇率が激しい駅は、2012年の前回調査時点で割安感があった駅です。それが都心物件の価格が上がる中、マンションを売る人たちが『今なら、うちも高く売れるかも』と考え始めた。地味な日暮里といえど山手線の駅、浜町といえど日本橋エリア。そう考え始め、売り手がどんどん強気になっているのです」

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