株式レポート
10月21日 8時13分
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マネックス証券

米国市場は方向感に欠ける展開で小幅反落 日本市場は売り買い交錯で小動きのスタートか - 市況概況

NYダウ: 17217.11  ▼13.43 (10/20)
NASDAQ: 4880.97  ▼24.50 (10/20)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    米国市場は良好な米住宅着工件数が相場のサポートとなる一方で、業績見通しを引き下げたIBM(IBM)の決算が重石となり方向感に欠ける展開となるなか、4日ぶりの小幅反落となりました。取引開始後しばらくして80ドル安余りまで売られたダウ平均は切り返すとプラスに転じ30ドル高余りまで上昇しましたが、上値が伸び悩むとその後は前日終値を挟んで揉み合う展開となりました。結局ダウ平均は13ドル安の17,217ドルで取引を終えました。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は24ポイント安の4,880ポイントとなっています。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は全10業種のうち電気通信サービスや資本財・サービスなど6業種が上げました。一方で4業種が下げヘルスケアが1%を超える下落となっています。

  3. 個別銘柄動向

    14四半期連続で減収となり、通期の利益見通しを下方修正したIBMが5%を超える大幅下落となりました。ダウ平均構成銘柄で下落率トップとなり、IBM1銘柄でダウ平均を57ドル余り押し下げました。一方でダウ平均構成銘柄では自社株買いを発表したユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)が4%近く上げたほか、市場予想を上回る決算を受けて保険大手のトラベラーズ(TRV)や通信大手ベライゾン・コミュニケーション(VZ)が買われました。ダウ平均構成銘柄以外では米情報誌コンシューマー・リポートが車に関する問題を指摘した電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)や、減益決算を受けてハーレー・ダビッドソン(HOG)が大きく下げています。また、7-9月期決算が小幅な減益となった航空防衛大手のロッキード・マーチン(LMT)も軟調でした。なお、取引終了後に決算を発表したヤフー(YHOO)は1株利益が市場予想に届かず時間外で売られています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

米国市場が小幅反落となる一方で、ドル円が119円台後半へと円安に振れていることから売り買い交錯となりやすく本日の日本市場は小動きでのスタートが予想されます。こうしたなか昨日に約6ヶ月ぶりの低水準となった東証1部の売買代金に回復がみられるかが注目され、日中はドル円の動向をにらみながらの展開となりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】ECB追加緩和期待は再び高まるか?
<ポイント>

◆昨日は、ECB銀行貸出サーベイで与信環境の改善が示され、ECBの追加緩和期待が後退しドイツ10年債利回りの上昇と共にユーロが上昇したほか、ドル/円も欧州時間以降の米中長期債利回りの上昇につれ120円丁度手前まで上昇したのが特徴的だった。他方、NZドルは月2回の世界乳製品取引オークションで価格が5回ぶりに反落したことが嫌気され大幅に下落した。

◆本日は、本邦9月通関貿易収支(8:50)、南ア9月CPI(17:00)、トルコ中銀金融政策決定(20:00)、南ア財務相による財政政策発表(21:00)、カナダ中銀金融政策決定・四半期金融政策報告公表(23:00)、ポロズ・カナダ中銀総裁記者会見(0:15)、カーニー英BoE総裁発言(2:00)、パウエルFRB理事発言(2:30)、エディRBA総裁補発言(7:45)、ブラジル中銀金融政策決定(時刻未定、過去は翌朝8時前後)、など中銀金融政策決定が多く予定されている。総選挙が終わったカナダでは一部に利下げ予想があるが、政策変更がコンセンサスとなっている国はない。低成長だが通貨安・インフレ圧力リスクに直面する中、トルコとブラジルは高金利とタカ派姿勢を維持するしか選択肢がなさそうだ。

◆ドル/円は日米材料が少ない中で、15日に118円丁度前後の下値の固さを確認し120円丁度近辺へ回帰してきており、ますますレンジ観が強まりそうだ。

◆ユーロは、明日22日のECB政策理事会を控えて、コンセンサスとしては政策変更は予想されていないものの追加緩和への警戒感からユーロが再度軟調となるリスクに注意したい。

◆豪ドルも小康状態だが、カナダ中銀がハト派度を強めたり利下げに踏み切るようだと豪ドルもつれ安となるリスクがある。

(※)続きはこちらから

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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