株式レポート
10月23日 8時10分
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米国市場はドラギECB総裁の追加緩和示唆を受けて大幅高 日本市場は円安もあり大幅反発か - 市況概況

NYダウ: 17489.16  △320.55 (10/22)
NASDAQ: 4920.05  △79.93 (10/22)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    米国市場は、ドラギECB総裁が12月の追加緩和の可能性を示唆したことに加え、市場予想を上回ったマクドナルド(MCD)の決算や、良好な米中古住宅販売などを好感して大幅反発となりました。欧州株高の流れを引き継いで取引開始直後から大きく上昇したダウ平均は上げ幅が300ドルを超えると一旦伸び悩み200ドル高近くまで上げ幅を縮める場面もありましたが、再び強含むと取引終盤には340ドル高近くまで買われました。結局ダウ平均は320ドル高の17,489ドルと3日ぶりに反発して高値圏で取引を終えました。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も79ポイント高の4,920ポイントとこちらも3日ぶりの反発となっています。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は全10業種のうちヘルスケアを除く9業種が上げました。そのなかでも資本財・サービス、素材、情報技術、エネルギー、生活必需品の5業種が2%以上の上昇となりました。

  3. 個別銘柄動向

    ダウ平均構成銘柄は30銘柄中26銘柄が上げました。なかでも四半期決算が市場予想を上回ったマクドナルドが8%を超える上昇となったほか、市場予想を上回る決算とともに人員削減を発表したスリーエム(MMM)も4%以上上昇し、この2銘柄でダウ平均を100ドル近く押し上げました。一方でダウ平均構成銘柄では減益決算を発表し5%を超える下落となったアメリカン・エキスプレス(AXP)に加え、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)、ファイザー(PFE)、ナイキ(NKE)の4銘柄が下げています。ダウ平均構成銘柄以外では原油安に伴う燃料費の減少で決算が大幅増益となったユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(UAL)や格安航空会社のサウスウエスト航空(LUV)が大きく上昇しました。なお、取引終了後に決算を発表した検索最大手グーグルの持ち株会社アルファベット(GOOG)とアマゾン・ドット・コム(AMZN)は決算が好感され時間外で大きく上昇しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

欧米株高に加え、ドル円も120円台後半と円安に振れていることから本日の日本市場は大幅反発が予想されます。CMEの日経平均先物の終値は18,865円ですが、日経平均がCMEの終値を超えてさらに上値を伸ばし週足の一目均衡表の雲の上限を抜けて週の取引を終えるのか、それとも先週同様に雲のなかに止まるのかが注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】ECB緩和で日銀見送りのパラドックス
<ポイント>

◆昨日は、ECBが次回12月理事会での追加緩和の可能性を強く示唆したことからユーロが対ドルで2%下落するなど大幅下落したのが特徴的だった。

◆ECB理事会を受けたドル高と日銀追加緩和期待の高まりを受けて、ドル/円は119円台後半から120.77円へ大きく上昇した。このため、円は対ユーロと対フランを除き全面高となった。

◆ECB追加緩和期待はコモディティ価格や豪ドルなどコモディティ通貨押上げ効果は限定的だったものの、ブラジルレアル、トルコリラ、南アランドなど高金利新興国通貨を押し上げたかたちとなった。

◆本日は、ユーロ圏10月PMI速報(17:00)、カナダ9月コアCPI(21:30)しか予定されておらず、ECB追加緩和期待を受けてアジア時間の株高期待がドル/円やコモディティ価格・通貨の下支えとなるかが注目となる。

◆ドル/円は8月末以降のレンジ上限である121-122円に近づきつつあり、来週にかけて日銀追加緩和期待から121円台乗せへ続伸する可能性が高まっている。但しECBを受けた円安・株高は日銀の追加緩和の必要性を低下させる面もある点は注意が必要だ。

◆ユーロ/ドルは、9月入り後のレンジ下限である1.11ドル丁度近辺を下回りつつあり、更に下落する可能性が高まっている。

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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