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あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか
【第26回】 2015年11月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
津田 久資

「東大卒・元マッキンゼー」の芸人だけど何か質問ある?(中)
【対談】「学歴なんて関係…」アリマス!!

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早くも第3刷が決定し、1ヵ月以上にわたりオンライン書店の「ロジカルシンキング」ジャンルで第1位に輝き続けている『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか ― 論理思考のシンプルな本質』。
本書の主題である「思考型人材」のモデルとして、元BCGの津田久資氏は当初から「いくつかの職業」をイメージしていた。その1つが「お笑い芸人」である。そこで今回、東大卒→元マッキンゼーという「異色のキャリア」を持つお笑い芸人・石井てる美氏と津田氏による対談を企画。
マッキンゼーで身につけた思考法は「笑い」にどうつながるのか? ビジネス界とお笑い界の意外な共通点が見えてきた。異色の組み合わせによる対談、第2回!!

[前回の記事]
「東大卒・元マッキンゼー」の芸人だけど何か質問ある?(上)
仕事も笑いも「スタンス」から始まる!

お笑い芸人・石井てる美「言いづらいことを英語っぽく言う」

「中途半端に学歴がある人」ほど悩ましい……

津田久資(以下、津田)東大の落研(落語研究会)出身の知人から聞いた話だけど、「落語家の世界では『師匠が触らなくていい弟子』は3%ぐらいだ」なんて言われているらしい。

石井てる美(いしい てるみ)1983年、東京都生まれ。東京大学工学部社会基盤学科卒業、同大学院修了。大学院在学中に執筆した論文では、アジア開発銀行による『アジア・太平洋論文コンテスト』入賞したほか、学内賞である古市賞を受賞。
2008年、経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社。お笑い芸人になることを志し、2009年夏に退社。
同年10月、お笑い芸人養成所ワタナベコメディスクールに11期生として入学。2011年にお笑い芸人として始動。2015年正月に「新春大売り出し!さんまのまんま」(関西テレビ・フジテレビ)で「言いづらいことを英語っぽく言う」ネタを披露。
TOEIC990点満点、英検1級。
著書に『私がマッキンゼーを辞めた理由 ——自分の人生を切り拓く決断力』(KADOKAWA)がある。

石井てる美(以下、石井)その3%というのが、一種の「天才」ということですね。

津田 うん、放っておいても「枠」を飛び越えていく連中だということ。
一方、ビジネスというのは、少なくとも「おまんま」を稼ぐというレベルであれば、「学ぶ」に徹したほうがいい部分もあるとは思う。

でも結局、その戦場を選んでしまうと、学ぶのが得意な連中、つまり学歴がある連中のほうが有利になるから、必ずどこかで頭打ちになるんですよ。
だから「考える」を選ぶほうが、大多数の人にとっては賢明だと言いたいわけです。

石井 同時に思うのは、「そこそこの秀才」が枠の外に行きたがらないという気持ちもわからないではないですね。
私も芸人になったときに痛感したんですよ。「自分みたいに中途半端に勉強ができる人間は、ふつうの日本企業で働く人生がいちばん安定してるんだろうな」って……。
私は学力的にも東大生の中では「中の下」とかだし、既存の組織の力に頼らずにのし上がれるような才覚があるかというと「ねえな……」と思うので、大企業を選ぶ人たちの気持ちってよくわかります。

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津田 久資

1958年生まれ。東京大学法学部およびカリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)卒業。博報堂、ボストン コンサルティング グループ、チューリッヒ保険で一貫して新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案・実行にあたる。 現在、AUGUST-A㈱代表として、各社のコンサルティング業務に従事。 また、アカデミーヒルズや大手企業内の研修において、論理思考・戦略思考の講座を多数担当。表層的なツール解説に終始することなく、ごくシンプルな言葉を使いながら、思考の本質に迫っていく研修スタイルに定評があり、のべ1万人以上の指導実績を持つ。 著書に、就活面接本の超定番書『ロジカル面接術』(WAC)のほか、『世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業』(KADOKAWA)、『出来る人ほど情報収集はしないもの!』(WAC)、『超MBA式ロジカル問題解決』などがある。


あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

【BCG・博報堂で考えた 勝ち続ける発想力】アカデミーヒルズや大手企業向け研修で「論理思考」を1万人以上に教えてきた津田氏は「いまや学歴エリートが容易に敗北する時代になった」と語る。では、ビジネスで勝てる人はどのように考えているのか? ライバルよりも優れたアイデアを素速く発想するための「論理思考の本質」に迫る。

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