株式レポート
10月28日 8時9分
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マネックス証券

ダウ平均はIBMの大幅下落もあって反落 日本市場は反発スタートも上値は限定的か - 市況概況

NYダウ: 17581.43  ▼41.62 (10/27)
NASDAQ: 5030.15  ▼4.56 (10/27)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    米国市場は原油安や冴えない経済指標、さらにIBM(IBM)の大幅下落などが重石となって下落しました。しかし、翌日に発表となる米FOMCの結果を見極めたいとして下値も限定的でした。下落して始まったダウ平均は取引開始直後に80ドル安余りまで売られると一旦切り返し昼前に10ドル高余りまで上昇する場面もありましたが、上値は重く直ぐに下落に転じるとその後はマイナス圏での推移が続きました。結局ダウ平均は41ドル安の17,581ドルと続落で取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4ポイント安の5,030ポイントと4日ぶりの反落となっています。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は全10業種のうち8業種が下げました。そのなかでもエネルギーと電気通信サービスが1%以上の下落となったほか、資本財・サービスも1%近い下げとなりました。一方でヘルスケアと生活必需品が上げ、ヘルスケアは1%を超える上昇となっています。

  3. 個別銘柄動向

    売上高の会計上の計上を巡って米証券取引委員会(SEC)の調査を受けていると発表したIBMが4%安となり、1銘柄でダウ平均を40ドル近く押し下げました。また、7-9月期決算で売上高が市場予想に反して減少した物流大手のUPS(UPS)も大きく下落しています。一方7-9月期決算で1株利益が市場予想を上回った製薬大手のファイザー(PFE)やメルク(MRK)が堅調で、同業のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)が買収交渉を進めていると報じられたドラッグストア大手のライトエイド(RAD)が急伸しています。さらに7-9月期の売上高が大きく伸びたアリババ集団(BABA)も大きく上げています。なお、取引終了後に発表されたアップル(AAPL)の決算は大幅な増収増益となり1株利益も市場予想を上回りました。この決算を受けてアップルの株価は時間外で一時大きく上昇しました。一方で同じく取引終了後に決算を発表したツイッター(TWTR)は大幅増収となり赤字幅も縮小しましたが、10-12月期の売上高見通しを引き下げたことが嫌気され時間外で急落しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

昨日の日経平均が170円安と大きく下げるなか、米国市場の下落が小幅に止まったことから本日の日本市場は反発してのスタートが予想されます。しかし、キヤノン(7751)や日本精工(6471)、日立建機(6305)、オムロン(6645)など昨日の引け後に決算を発表した銘柄に中国の景気減速を理由に業績予想を下方修正するものが相次いだことで中国への警戒感も改めて意識されそうなうえ、明日未明に米FOMCの結果発表を控え様子見となりやすいこともあって上値は限定的となりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】もし利上げがあったら?
<ポイント>

◆昨日は、原油安・株安の中で、対円で先週末のドル上昇の反転・反落が続いたことから、円が対主要通貨でほぼ全面高となった。ドル/円は121円丁度前後から、米経済指標の下振れもあって一時120.16円へ下落した。

◆また、原油安の中でカナダドルや豪ドルなどコモディティ通貨の下落が大きかった。

◆本日は、豪3QCPI(9:30)、プレートECB理事発言(18:15)、ヴィスコ・伊中銀総裁発言(18:30)、コンスタンシオECB副総裁発言(23:45)、米下院で予算案に関する採決、米FOMC金融政策決定(29日3:00)、RBNZ金融政策決定(29日5:00)、などが予定されている。

◆中では米FOMCが重要で、基本シナリオは今回利上げ見送り、但し次回12月会合での利上げに向けてややタカ派的な内容になるというものだ。その場合、ドルは対円、ユーロ、豪ドルなどで上昇しそうだ。足許の米経済指標が弱めの中で利上げを行う場合にはかなりのサプライズといえ、発表直後にドルは大幅に上昇しそうだ。他方、年内利上げがなさそうな弱気な内容となる場合にはドルが大きく下落することになりそうだ。この場合、株価や新興国通貨は恩恵を受けそうだ。

◆RBNZについては2.75%で政策金利据え置きがコンセンサスだが、0.25%ポイントの利下げ予想も一部にあり、今後の利下げの可能性が示されなければNZドルは上昇しそうだ。利下げの場合にはサプライズでNZドル売りだが、今後の追加緩和が示唆されない場合にはNZドル売りは限定的となり、むしろ反発が大きくなりそうだ。

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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