株式レポート
11月4日 8時4分
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マネックス証券

米国市場は続伸 ダウ平均は2日間で250ドル余りの上昇 本日は郵政グループ3社が上場 - 市況概況

NYダウ: 17918.15  △89.39 (11/3)
NASDAQ: 5145.13  △17.98 (11/3)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    一昨日の米国市場は、欧州株高やISM製造業景況感指数で雇用が低水準となったことで12月の利上げ観測が後退したことなどを受けて3日ぶりに反発しました。取引開始直後から上げ幅を広げたダウ平均は建設支出が高水準となったこともあって110ドル高余りまで買われると、一旦上値が伸び悩みましたが、その後も堅調に推移すると取引終盤で一段高となり引け間際には180ドル高余りまで買われる場面もありました。結局ダウ平均は165ドル高の17,828ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も73ポイント高の5,127ポイントとなっています。

    昨日の米国市場は原油価格の上昇を好感して続伸しました。朝方は小幅に下落する場面もあったダウ平均ですが、原油価格の上昇に歩調をあわせる格好で上げ幅を広げると取引終盤には150ドル高近くまで買われる場面もありました。引けにかけてやや弱含んだダウ平均ですが結局89ドル高の17,918ドルで取引を終えています。また、ナスダック総合株価指数も17ポイント高の5,145ポイントとなっています。

  2. 経済指標等

    一昨日に発表となった10月のISM製造業景況感指数は50.1となり前月の50.2から低下し2013年5月以来2年半ぶりの低水準となりましたが、市場予想は上回りました。内訳では新規受注が上昇する一方で、雇用が50を下回り2009年8月以来の低水準となっています。また、9月の米建設支出は前月比0.6%増の1兆900億ドルで2008年3月以来7年半ぶりの高水準となり市場予想を上回りました。

    昨日発表された10月の米新車販売台数は年率換算で1824万台となり10月としては14年ぶりの高水準となりました。また、9月の米製造業受注は前月比1.0%減と2カ月連続でマイナスとなり市場予想を下回りました。変動の激しい輸送機器を除いた受注は0.6%減で3カ月連続の減少となっています。

  3. 個別銘柄動向

    一昨日の米国市場で業種別S&P500株価指数は10業種全てが上げました。エネルギーとヘルスケアが2%を超える上昇となったほか、金融と資本財・サービスも1%以上上げています。

    昨日の米国市場で業種別S&P500株価指数は全10業種のうちエネルギーや情報技術など6業種が上げ、エネルギーが2%を超える上昇となっています。一方で生活必需品や電気通信サービスなどの4業種が下げました。

  4. 業種別動向

    一昨日の米国市場でダウ平均構成銘柄は30銘柄中25銘柄が上げました。なかでもシェブロン(CVX)が4%を超える上昇となり、ダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなったほか、エクソンモービル(XOM)も3%高となっています。また、ファイザー(PFE)も3%以上上げています。一方で5銘柄が下げ、ビザ・ヨーロッパを最大212億ユーロで買収することで合意したと発表したビザ(V)が巨額の買収負担を懸念した売りで3%安となっています。ダウ平均構成銘柄以外ではアイルランドのバイオ製薬大手シャイアー(SHPG)による買収で合意したと発表したバイオ製薬のダイアックス(DYAX)が急伸し、7-9月期決算が大幅増益で市場予想を上回った化粧品のエスティ・ローダー(EL)が大幅高となりました。

    昨日の米国市場では前日に大型買収による財務負担を嫌気した売りで大きく下げたビザが目標株価の引き上げを好感して3%を超える反発をみせたほか、原油価格の上昇を受けてシェブロンやエクソンモービルも続伸となり、この3銘柄でダウ平均を50ドル近く押し上げました。また、米ゲーム大手のアクティビジョン・ブリザード(ATVI)への身売りを発表した英スマホ向けゲーム大手のキング・デジタル・エンターテインメント(KING)が急伸しています。一方、7-9月期決算で売上高が市場予想に届かず、1株当たり損失が市場予想を上回ったソフトバンクグループ(9984)傘下の携帯電話大手のスプリント(S)が大幅安となっています。さらに決算が減収減益だった食品のケロッグ(K)も大きく下げています。

  5. 業種別動向

    一昨日の長期金利は前週末比0.03%高い2.17%となりました。また、昨日の長期金利はFRBによる12月の利上げ観測が根強くあり前日比0.04%高い2.21%となっています。

    ドル円は米国株高でのリスクオンの流れから円売り・ドル買いが優勢で円安に振れ、朝方は121円近辺での推移となっています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

米国市場でダウ平均が2日間で250ドル以上上昇していることや、ドル円も円安に振れていることから本日の日本市場は大幅反発でのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の19,000円を回復できるかがポイントとなりそうです。また、東証1部に上場する日本郵政(6178)、ゆうちょ銀行(7182)、かんぽ生命保険(7181)の郵政グループ3社が順調な滑り出しとなるかが注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

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