株式レポート
11月4日 17時30分
バックナンバー 著者・コラム紹介
マネックス証券

日経平均、反発 郵政グループ3社の初値は揃って公募価格を上回る - 市況概況

  1. 概況

    本日の日経平均は243円高の1万8926円と反発しました。TOPIXやJPX日経400も反発しましたが、個人投資家の売買比率の高い東証2部指数や新興市場のマザーズ指数はそれぞれ下落しました。昨日、一昨日の米国株式市場でダウ平均が続伸し250ドルあまりの上昇となったほか、ドル円が121円台まで円安に振れたことから日経平均は258円高の1万8941円で寄り付きました。本日上場した日本郵政3社の初値が揃って公募価格を上回ったこともマーケットのセンチメントを好転させたのか、前場の日経平均は寄り付き後も上げ幅を広げ、まもなく1万9000円台を回復すると、前場をほぼその時点の高値である451円高で終えました。日経平均は後場寄り直後に本日の高値をつけましたが、その後は利益確定売りに押され、徐々に上げ幅を縮めました。14時過ぎから大きく上げ幅を縮めた日経平均は、まもなく1万9000円を割り込むと、結局本日の安値で取引を終えました。業種別指数は、原油価格の反発を受けて値上がり率1位となった鉱業など25業種が上昇、ともに3%近い下落となった建設業や不動産業など8業種が下落しました。

  2. 個別銘柄動向等

    本日上場日だった日本郵政グループ3社は、日本郵政(6178)が公募価格1,400円に対し初値1,631円、終値1,760円、かんぽ生命保険(7181)が公募価格2,200円に対し初値2,929円、終値3,430円、ゆうちょ銀行(7182)が公募価格1,450円に対し初値1,680円、終値1,671円と3社揃って初値が公募価格を上回りました。中でもかんぽ生命はストップ高となっています。その他の売買代金上位銘柄はトヨタ(7203)やソフトバンクグループ(9984)、メガバンク3行やTDK(6762)など概ね堅調でした。TDKは国内大手証券が投資判断を引き上げたことが好感されて、7.3%の大幅上昇となりました。一方、三菱地所(8802)が2.2%安、三井不動産(8801)が3%安、住友不動産(8830)が3.8%安と大手不動産3社が揃って軟調でした。建築偽装問題の収拾がついていないところに、国税庁が節税目的のタワーマンションの購入に対し課税を強化する方針と伝わり、今後の販売鈍化を懸念した売りが広がったようです。また、物言う株主として知られるサードポイントが配当倍増を要求したと伝わったセブン&アイホールディングス(3382)は、株主還元強化が期待され3.6%高となっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】

注目度の高かった郵政グループ3社が揃って初値が公募価格を上回り、大きなイベントをまずは無難に通過となりました。ただ、大幅上昇となった日経平均ですが、1万9000円の節目を回復できず、長い上ヒゲをつけて安値引けとなったことはやや気がかりといえます。今後は10月30日に頭をおさえられた格好となった200日移動平均(1万9226円)を上抜いて上昇に勢いをつけられるかがポイントの1つとなりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)

【中国株式市場】
上海総合指数が大幅反発

  1. 概況

    本日の上海総合指数は前日比142ポイント高(4.3%)の3,459ポイントと大幅に反発し、3,400ポイントを回復しました(年初来で7.0%高の水準)。中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も155ポイント高(6.4%)の2,584ポイントと大幅に反発しました。この間、香港のハンセン指数は日本時間16時時点で515ポイント高の2万3084ポイントと2万3000ポイントを回復して取引されています。

    中国市場では、4営業日ぶりに反発して寄り付いた上海総合指数は、本日中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長が、香港証券取引所と深セン証券取引所との間で相互に売買注文を取り次ぐ「深港通(深セン・香港ストックコネクト)」の年内開通に言及したと報道されたことに加え、前日引け後に第13次5カ年計画の草案が公表されたことも好感され、リスクオンムードが強まり、上げ幅を徐々に拡大してほぼ全面高の展開となりました。午後に入ると上げ幅を更に広げ、結局3,400ポイントを回復して取引を終えました。

    香港市場では、昨日の欧米株高の流れを受けて、ハンセン指数は上昇して寄り付きました。第13次5カ年計画の草案発表や「深港通」についての報道が支援材料となり、堅調な推移が続きました。日本時間16時時点で、公益事業株と商工業株指数が1%超上昇したほか、金融事業株と不動産株指数が2%超上昇となっています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、ハンセン指数を構成する50銘柄が全て上昇する全面高となりました。「深港通」実施による取引量増加の思惑から香港交易及結算所(香港証券取、0388)は大幅に上昇しています。また、中信証券(CITIC証券、6030)が9%超上昇したほか、海通証券(6837)も8%余り上げるなど、証券株が賑わっています。保険の中国平安保険(ピンアン・インシュアランス、2318)と中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、2628)も大幅に値上がりしています。更に、原油価格の上昇を受けて、エネルギーの中国神華能源(チャイナ・シェンファ・エネルギー、1088)や中国石油天然気(ペトロチャイナ、0857)、中国石油化工(シノペック、0386)なども大きく買われています。

【VIEW POINT: 明日への視点】

第13次5カ年計画の草案や「深港通」の年内実施の可能性の高まりなどが好感される中、投資家心理が好転し、本土市場と香港市場は共に堅調な展開となりそうです。こうしたなか、「深港通」実施の恩恵を受けやすいとみられる証券株や取引所などの銘柄が引き続き物色されるかが注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~
◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

 

Special topics pr

ZAiオンライン Pick Up
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード 「アメリカン・エキスプレス」が誇る、高いスペック&ステータスを徹底解説!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

新理論株価で儲かる株
株主優待ベスト130
ふるさと納税ベスト86

1月号11月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株主優待ベスト130&新理論株価で買う株】
桐谷さん&優待ブロガー&ザイ読者が厳選!
 初心者も安心!株主優待ベスト130
失敗しない優待株の投資のワザ
●「優待+配当」利回りベスト30
少額で買える優待株ベスト30
権利確定月別の優待株ベスト 130
新理論株価まだ買える株68
年末までに駆け込め!ふるさと納税86
 3大カニマップ&寄附額管理シート付き! 
iDeCoつみたてNISAもこれが大事!
 騙されるな!投資信託選び10の落とし穴
●高配当&高成長の米国株ベスト12
地方上場の10倍株&佐川急便の投資判断
別冊付録!つみたてNISA完全ガイド

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング
ZAiオンラインPickUP