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莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

中国人を魅了した高知の意外な名産品!
地方創生は食材インバウンドで

莫 邦富 [作家・ジャーナリスト]
【第265回】 2015年11月12日
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 高知県に行ってきた。今回は在日新華僑の企業経営者、撮影協会や在日中国人女性団体の幹部など10数人を連れて行った。

 足摺岬、四万十川、観光物産センター、仁淀川、中津渓谷、池川茶園、仁淀川の畔にあるレストランあおぎ、高知市内、ひろめ市場、よさこいで知られるほにや社などを2泊3日の日程で訪問し、市長から市場で偶然知り合った一般の市民までいろいろと交流ができた。

 来日30年の私を例外とすれば、その他のメンバーたちは最低でも来日して10年以上だ。しかし、はじめて高知県を訪れた人が大半を占めた。これだけ高知県は遠かったのだ。

 どうりで高知県に到着した早々、出迎えに来られた県観光コンベンション協会の方も「東京から公共交通機関を利用して、もっとも時間がかかる移動を強いられるのが高知」と自嘲したのだ。

 しかし、遠く離れていて交通事情もなかなか不便なだけに、高知県はなんとなく秘境の地という神秘的な色彩を帯びている。最後の清流と言われる四万十川、仁淀ブルーで知られる仁淀川はまさにそのイメージをもっている。時々の雨模様も川や山の景色を墨絵の世界へと演出した。メンバー全員が興奮してカメラ撮影に没頭していた。

参加者を興奮させた
高知の特産品「ヤマモモ」

 四万十市に泊まった夜は中平正宏・四万十市長や植田英久・四万十川観光開発株式会社社社長らとの交流に燃えに燃えた。そこで出てきた話が意外だった。これまでメンバーの皆さんがなぜ高知県を訪問しなかったのかというと、自然が豊かで見るべきポイントがこんなにあるとは知らなかったから、というものだった。

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莫邦富(モー・バンフ) [作家・ジャーナリスト]

1953年、上海市生まれ。85年に来日。『蛇頭』、『「中国全省を読む」事典』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーに。そのほかにも『日中はなぜわかり合えないのか』、『これは私が愛した日本なのか』、『新華僑』、『鯛と羊』など著書多数。


莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

地方都市の勃興、ものづくりの精度向上、環境や社会貢献への関心の高まり…中国は今大きく変わりつつある。先入観を引きずったままだと、日本企業はどんどん中国市場から脱落しかねない。色眼鏡を外し、中国ビジネスの変化に改めて目を凝らす必要がある。道案内人は日中を行き来する中国人作家・ジャーナリストの莫邦富氏。日本ではあまり報道されない「今は小さくとも大きな潮流となりうる」新発見を毎週お届けしよう。

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