株式レポート
11月11日 18時9分
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マネックス証券

日経平均小幅に上昇し6日続伸 - 市況概況

【日本株式市場】
1.概況
本日の日経平均は20円高の1万9691円と6日続伸しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて上昇しました。本日の日本市場は先高感と過熱感の綱引きのような格好となり、前日終値を挟んだもみ合いが続いた後大引けにかけてはじり高となりました。昨日の米国市場はダウ平均が上昇した一方、ナスダック総合指数は下落とまちまちで支援材料になりにくいなか、利益確定売りが先行した日経平均は69円安の1万9602円で寄り付きました。昨日同様寄り付きが1日の安値となった日経平均は、徐々に下げ幅を縮めると9時半頃にはプラスに転じました。ただ、その後再びマイナスに転じるなど明確な方向感は出ず、前場を16円安で引けました。後場寄りから再びプラスに転じた日経平均ですが、13時頃から再びマイナスに転じるなどもみ合い推移が続きました。それでも後場の後半はプラス圏での推移が続き、一時上げ幅が50円を超えるなどじり高で推移した日経平均は結局小幅高で取引を終えました。業種別には鉱業や繊維製品など20業種が上昇した一方、パルプ・紙など13業種が下落しました。なお、14時半に発表された中国の各種経済指標は市場予想とそれほど大きな乖離がなかったため、マーケットの反応は限定的でした。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金トップは日本郵政(6178)で5.5%高と大きく上昇しました。不動産開発を強化するとの報道が買いを誘ったようです。売買代金2位のゆうちょ銀行(7182)も2.6%高と堅調でしたが、かんぽ生命保険(7181)は0.1%安と反落し、上場後初めて3銘柄のなかでプラスとマイナスが分かれる結果となりました。その他の売買代金上位銘柄は1%未満の小幅な値動きの銘柄が多くなりましたが、売買代金10位に入ったケネディクス(4321)は10%の大幅高となりました。1-9月期の営業利益が前年同期比40%増と好調だったことに加え、自社株買いを発表したことで買われました。三菱重工(7011)は国産飛行機MRJが試験飛行に成功したとの報道から買われ、一時は4%超の上昇となりましたが、終値では1.8%高となりました。昨日発表した4-9月期の営業利益が前年同期比76%の大幅増益だった明治ホールディングス(2269)は、通期の業績予想を上方修正したことも好感され、3.1%高と堅調でした。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は先高感と短期的な過熱感との綱引きとなり、じり高で取引を終えました。短期的な過熱感は強く、いったんは調整が来てもおかしくない水準にはあるとみられますが、来週月曜日に日本の7-9月期GDPの結果発表が予想されており、結果次第で補正予算や追加金融緩和への思惑も高まる可能性があるため、このままもみ合いやじり高が継続する可能性もありそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)

【中国株式市場】
上海総合指数が小幅反発

1.概況
本日の上海総合指数は前日比10ポイント高(0.3%)の3,650ポイントと小幅に反発しました(年初来で12.8%高の水準)。また、中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)は58ポイント高(2.1%)の2,804ポイントと大幅に続伸しました。更に、香港のハンセン指数は日本時間16時時点で10ポイント安の2万2390ポイントと小幅に続落して取引されています。

中国市場では、上海総合指数は利益確定売りに押されて小幅に続落して寄り付きました。年内の追加金融緩和期待などから一時プラスに転じる場面があったものの、10月の主要経済指標の発表を後場に控えているなか、概ねマイナス圏での推移が続きました。ただ、引けにかけて再びプラスに転じると結局小幅高で取引を終えました。なお、午後に発表された中国の10月分の鉱工業生産は前年比5.6%の増加と前月から伸び率が改善するとみていた市場予想に届かなかった一方、小売売上高が前年比11%の増加と市場予想を上回って改善がみられるなどまちまちで、相場への影響は限定的でした。

香港市場では、中国の追加金融緩和期待と米国年内利上げ懸念などの強弱材料が拮抗するなか、続落して始まったハンセン指数は前場に方向感に乏しい展開となりました。ただ、午後に入って、10月の鉱工業生産の悪化を受けた売りが膨らみ、一時70ポイント余り下落する場面もありました。ただ、その後、下げ幅を縮小し、一時プラスに転じました。日本時間16時時点で、金融事業株指数が小幅に下落した一方、不動産株指数や商工業株指数、公益事業株指数などが上昇しています。

2.個別銘柄動向等(香港マーケット、日本時間16時時点まで)
香港市場では、前日大引け後に発表した7-9月期決算が31.6%の増益だったインターネットソフト大手の騰訊(テンセント・ホールディングス、0700)が2%超上昇しています。また、米国利上げ懸念で連日下げてきた香港の不動産株が揃って反発しています。なかでも、恒基兆業地産(ヘンダーソン・ランド・デベロップメント、0012)や新世界発展(ニューワールド・デベロップ、0017)が1%超反発しています。さらに、カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ、1928)も小幅ながら上げています。

香港交易及結算所(香港証券取、0388)は売りが先行したものの、昼休み時間中に発表された7-9月期決算で純利益が前年同期比81%増となったことが好感され、下げ幅を縮めています。また、原油価格の下落が嫌気され、エネルギーの中国神華能源(チャイナ・シェンファ・エネルギー、1088)や昆侖能源(クンルン・エナジー、0135)などが軟調推移となっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
一昨日発表の物価指数や本日発表の鉱工業生産などの低迷を受けて、中国人民銀行による追加金融緩和期待が出ているなか、明日の本土市場と香港市場は共に下値の限られた展開が続きそうです。なお、香港市場では、明日にパソコン大手の聯想集団(レノボ・グループ、0992)の決算発表が予定されており、市場の反応も注目です。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

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(マネックス証券)


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