株式レポート
11月16日 10時56分
バックナンバー
著者・コラム紹介

株式レポート

日々の最新市況ニュース、個別銘柄のトピックスや値上がり・値下がりランキング、テクニカル分析等のニュースを配信します。また重要経済指標の事前予想や結果の分析、ストラテジスト、アナリストの相場分析も読めます。(記事提供:フィスコマネックス証券

>> 最新株式ニュース一覧はこちら
>> 株式レポート一覧はこちら

マネックス証券

中国株 信用取引の証拠金率の引き上げやパリでのテロ事件から軟調なスタートか - 中国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント

先週の中国株式市場
上海株 冴えない経済指標を受けて小幅下落、香港株 米国利上げ懸念から反落

<先週の概況>

先週の中国株式市場は下落しました。ハンセン指数は週間で2.1%安の2万2396ポイントと前週から反落し、上海総合指数は週間で0.3%安の3,580ポイントと小幅に下落しました。

先週の上海総合指数は続伸してスタートしましたが、利益確定売りと金融緩和期待などの強弱材料が拮抗するなか、一進一退となりました。ただ、冴えない新規銀行融資増加額などを受けてクレジット縮小懸念が燻る中、売りが膨らみ、結局節目の3,600ポイントを割り込んで取引を終えました。

中国株式市場バリュエーション

業種別リターン

香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング

<上昇>

香港市場では、ハンセン指数の中でわずかの5社が上昇しました。なかでも、パソコン大手の聯想集団(レノボ・グループ、0992)は前日に市場予想を上回る好決算を発表したことが好感され、週間で10%近く上昇しました。また、ディフェンシブとされる小売の中国旺旺控股(ワンワン・ホールディング、食品、0151)や、華潤ビール控股(チャイナ・リソーシズ、食品・生活必需品小売、0291)なども小幅ながら堅調に推移しました。

<下落>

利豊(リー&ファン、商社、0494)は外資系のアナリストが投資判断を引き下げたことが嫌気され、週間で9%超下落しています。また、原油価格が大幅に下落したことから、中国石油天然気(ペトロチャイナ、0857)や中国石油化工(シノペック、0386)、中国海洋石油(CNOOC、石油・ガス等、0883)などの石油株が軒並み大幅に下落しています。更に、特に悪材料が出たわけではありませんが、カジノの銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント、ホテル・レストラン、0027)は週間で約6%下げました。

先週の主な経済指標

11月8日 中国貿易収支 10月 616.4億ドル 市場予想 +620.0億ドル、前回 +603.4 億ドル
輸出 10月 -6.9% 市場予想 -3.2%、前回 -3.7%
輸入 10月 -18.8% 市場予想 -15.2%、前回 -20.4%

10月の中国の輸出は前年比6.9%の減少と、3.2%減の市場予想を下回りました。また、10月の輸入は15.2%減を見込んでいた市場予想に届かず、前年比18.8%減と減少率が前月から拡大しました。こうしたなか10月の貿易収支は前月から黒字額が更に増加し、616.4億ドルの黒字となりました。

輸出については、「中国輸出金額の推移 地域別」のグラフを見ると、各地域向けの輸出が軒並み減少傾向にあります。特に、米国向けの輸出(9月の166→10月の156)や、アジア向けの輸出(9月の214→10月の186)の減少が目立ちました。輸入については、前年比が前月より改善したものの市場予想に届かなかった原因としては、弱い内需、鉄鉱石をはじめとする原材料の価格の低迷などが挙げられます。

11月10日 生産者物価(PPI、前年比) 10月 -5.9% 市場予想 -5.9%、前回 -5.9%

10月のPPI は5.9%減と市場予想と一致し、44か月連続でマイナス圏にとどまっています。原油などの原材料価格が下落したことや中国国内需給の低迷などが主な原因だと考えられます。

11月10日 消費者物価指数(CPI、前年比) 10月 +1.3% 市場予想 +1.5%、前回 +1.6%

10月のCPIは前年比1.3%上昇し市場予想を下回りました。内訳をみると、食料を除くCPIと食料関連のCPIは共に上昇率が縮小しました。なかでも、比較的豊富な供給から卵価格が前年比13.8%下落したほか、ラム価格が前年比7%減少したことが目立ちました。

11月11日 固定資産投資(前年比) 1-10月 +10.2% 市場予想 +10.2%、前回 +10.3%

1~10月の固定資産投資額は前年比10.2%増と、伸び率は1~9月(10.3%増)から小幅に鈍化しました。内訳をみると、10月の不動産投資の減速が引き続き鮮明となった一方、建設業投資の伸び率は前月から増加しています。

11月11日 鉱工業生産(前年比) 10月 +5.6 市場予想 +5.8%、前回 +5.7%

10月の鉱工業生産は前年比5.6%増と、市場予想の5.8%増に届かなかったほか、前回の5.7%増より増加率が鈍化しました。生産面の弱さを示しているなか、中国人民銀行による金融緩和や政府による財政出動は継続する可能性が高いとみられます。

今週の主な経済指標

重要な経済指標発表は特にありません。

マーケットビュー
―中国株 信用取引の証拠金率の引き上げやパリでのテロ事件から軟調なスタートか―

本土市場では上海総合指数が1週間で0.3%安と小幅に反落しました。中国証券監督管理委員会(証監会、CSRC、日本の金融庁に相当)がIPO申請のための資金凍結制度を撤廃したことから、週初はIPOによる需給悪化懸念が後退したことを好感して、上海総合指数は買い先行となり、約2カ月半ぶりに節目の3,600ポイントを回復しました。その後、冴えない経済指標を受けた追加緩和期待による買いと利益確定売りが交錯するなか、10日から12日にかけては一進一退の展開となりました。ただ、12日夜に発表された中国の10月の新規銀行融資増加額と社会融資規模が9月から大幅に減少したことから、クレジット縮小懸念が出て週末13日に大きく下落し、上海総合指数は節目の3,600ポイントを割り込んで取引を終えました。

今週の上海総合指数は続落してのスタートとなりそうです。前週末に中国の証券取引所が信用取引での新規購入に関し必要な証拠金率を現在の50%を23日から100%に引き上げること発表したことから需給悪化が懸念されます。また、日本時間14日早朝に起きたパリ同時テロ事件も投資家心理の重石となり、リスクオフムードが強まりそうで、下値模索のような展開となる可能性もありそうです。

香港市場ではハンセン指数が1週間で2.1%安と反落しました。予想を上回る強い米雇用統計の発表を受けてFRBが今年12月に利上げを実施するとの観測が高まり、香港市場からの資金流出を懸念する売りが優勢となりました。また、中国の10月の主要経済指標を受けた中国経済の先行き不透明感が意識されたほか、原油先物相場の下落も投資家心理を悪化させました。12日には一部企業の好決算や値ごろ感から大きく買い戻されたものの、週末は中国で新規銀行融資増加額と社会融資規模が9月から大幅に減少したことや、米国の12月利上げがFRB高官の発言で改めて意識されたことで、ハンセン指数が500ポイント近く下落し、12日の上げをほぼき出す格好となっています。

米国年内利上げ懸念が燻るなか、先週末の欧米株軟調な流れやパリでのテロ事件もあり、今週のハンセン指数も軟調なスタートとなりそうです。また、香港市場では16日に食品大手の華潤ビール控股(チャイナ・リソーシズ、0291)や康師傅控股(ティンイー、0322)などの決算発表が予定されています。

フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川(Tony Lin)

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~
◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

 

Special topics pr

ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

9月号7月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【攻め&守りの高配当株&株主優待ベスト117】
攻めと守りで儲かる高配当株」の投資法
今が買い高配当株52銘柄を大公開
高配当株億を作った個人投資家のワザ
・27%超も!「株主優待」目的別ベスト117
・「優待+配当」の合計利回りランキング
確定拠出年金読者損益リアル白書
・17年上半期の投信上昇率ランキング
4年ぶりの買い場高利回りJリート
LINEなど5大ポイントの貯める&使うテク
定年後の5年間でトクする働き方
東芝など不祥事株の売り・買い診断
・東証1部昇格期待株を先回りで狙え!
不足する高齢者施設の問題点とは?

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!