城南信金前理事長インタビューが
10万PV突破

広瀬 マスメディアは、本当にひどい時期でした。
 でも、あの講演会の日は、福島からの放射能が大量に襲いかかっていたときで、東京でも雪が舞って、みんな被曝したのです。私はあの日からしばらくして、体調が悪くなりました。
 そのあと、このダイヤモンド書籍オンライン第3233343536回で連載した、城南信用金庫の理事長だった吉原毅(よしわらつよし)さんを有名人にしてくださったのが白石さんですね。

白石 2011年4月1日に、吉原さんが理事長だった城南信用金庫のホームページに、「原発に頼らない安心できる社会へ」というメッセージが掲げられ、原発を止めるための大規模な節電キャンペーンを開始しました。
 あとから聞いた話ですけど、新聞記者やテレビ局に声をかけ、取材を受けたそうですが、どの新聞にもまったく記事が掲載されず、テレビ局も録画撮りまでしたのに、ボツになっていたそうです。
 そんなときに私が、城南信用金庫の「脱原発宣言」を知り、すぐに取材を申し込みました。
 吉原さんのインタビューは短いものでしたが、本当に素晴らしい内容で、動画がアップされるとツイッターで拡散され、10万PV(ページビュー:サイトのアクセス数)を突破しました。ネット上で大きな反響を呼びました。

広瀬 2012年の「正しい報道ヘリの会」では、国会周辺のデモを撮影するときに白石さんがヘリに乗ってくれましたね。

白石 私がレポートしたのは、2回目の2012年7月29日です。

広瀬 みんなが国会前の道路にドッと出たときに、白石さんが「歴史的な瞬間です! 歴史的な瞬間です!」と興奮して叫んでいたことをよく覚えています。

白石 事故前は、OurPlanet-TVは、知る人ぞ知るというメディアでしたが、事故後は多くの人が見てくれるようになりました。一般の方々のメディアリテラシー、つまりメディアを見る目も、事故後、大きく向上したと感じています。
 大手メディアがきちんと事実を伝えてないことがあるという感覚は、それまでの日本にはありませんでした。なにしろ、日本は新聞やテレビへの信頼度が世界一高いのです。それが原発事故や安保の報道を通じて着実に変わってきました。マスコミは信用ならないぞ、と。

広瀬 変えてくれたのは白石さんやIWJの岩上安身(いわかみやすみ)さんです。
 実は、私はYouTubeって何? という人間だったので、まったくそうしたインターネットの画像メディアを見たことがなかったのです。日本のインターネットは、ウソと間違いが多いので、まったく信用していませんでした。インターネットは、海外の新聞記事だけを使っていた人間なので。今でもツイッターもフェイスブックも使いません。
 私はフクシマ原発事故のあと、300回くらい講演したけれど、日本中どこの会場に行っても、OurPlanet-TVかIWJのどちらかがいて、全国中継してくれるので、ようやく白石さんたちに気づいたのです。すみません。
 現在は、どの問題に一番関心がありますか?