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美人のもと

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第63回】 2010年5月24日
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 水は大切だ。水がないと人は生きていけないだろう。朝起きてから夜寝るまで、何度も水のお世話になる。しかし、そのありがたさをついつい忘れてしまう。

 その存在感は薄い。だからだろうか、水とのつきあいなど真剣に考える時間は少ない。何かのトラブルで断水になってしまうと、そのありがたさを改めて感じる。

 美人は水と仲がいい。水を上手に使うのだ。そもそも水に接する機会が多い。こまめに水を飲むだけでなく、洗顔、シャワー、入浴、炊事、洗濯など何度も水と付き合っている。水と付き合う回数が多いと美しくなっていくかのように。つまり水は「美人のもと」そのものなのかもしれない。

 美人はそれを知っているのか、水をきれいに飲む。ありがたく飲む。水を上手に使い、洗濯したり、掃除したり、自らの環境をきれいに保つよう努めている。

 そして水を大切に使う。つまり水の無駄使いが少ない。水を使う機会は多いのに、無駄にしている量が少ないのだ。そのためか、適量を知っている。手を洗う時、少なめの水で丁寧に洗っている。洗顔後の洗面台がきれい。意味なく台所の水が出っぱなしという状態をつくらない。「美人のもと」を大切にしているかのように。

 たぶん、水量調整が身についているのだと思う。時々、水しぶきを着ているものにつけてトイレから出てくる人がいる。美人である確率が低い。蛇口を勢いよく開けたのだろう。少しずつ開ければいいのに、そういう人はたいてい思いっきり開けるのだ。そして、びっくりして自分の口も開けるのだ。たぶんその時はマヌケな顔になっている。そして「美人のもと」を失っていく。

 どうするか。それは水周りの場所を常にきれいに保つ意識を持つことである。それだけで水の無駄使いがずいぶん減っていくのである。

 そして、その行為は地球を美しく保つのだ。美しい人がつくる美しい地球だ。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

「美人のもと」

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