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JX・東燃統合で渦巻く製油所統廃合への不安

週刊ダイヤモンド編集部
2015年11月24日
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 「製油所一体運営などの合理化が進んだとき、雇用は守られるのか。今は会社を信じるしかない……」

東燃はゼネラルのほか、エッソとモービルのブランドを持つ。エネオスブランドのJXとの統合は進むのか。目が離せない Photo by Yasuo Katatae

 石油元売り業界の最大手、JXホールディングスと、4位の東燃ゼネラル石油の統合へ向けた協議が始まったことを受けて、東燃の社員は不安な胸中を打ち明けた。

 現在のところ、東燃では社員向けの説明はなく、“結婚相手”が売上高で約3倍、石油精製能力で約2倍の規模を誇る業界の雄、JXとあって、社員の間では動揺が広がっている。

 もっとも、JXと東燃の組み合わせは、かねて予想されていた。というのも、石油元売り業界では、2014年末にシェア2位の出光興産と3位の昭和シェル石油が経営統合に向けて交渉しているのが明らかになったことで、一気に再編機運が高まっていたからだ。

 そして11月には出光と昭シェルが合併することで基本合意した。業界の関心は次なる再編、すなわち業界4位の東燃が生き残りのためにどうするのか、また出光・昭シェルにシェアで肉薄されたJXがどう手を打つのかに注目が集まっていた。

 選択肢として5位のコスモエネルギーホールディングスもあったが、財務が業界で最も悪く、「誰しも組みたくない相手」(業界関係者)と見なされていた。結局、JXと東燃が組むことは、最も自然な形だったといえる。

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