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『意識が変わる物語 心のカップを空にせよ!』編集者が語る

【第45回】 2008年12月18日
著者・コラム紹介バックナンバー

『3週間続ければ一生が変わる』の
著者の原点となったストーリー

意識が変わる物語 心のカップを空にせよ!
『意識が変わる物語 心のカップを空にせよ!』ロビン・シャーマ[著]北澤和彦[訳]定価1500円(税込)

 本書の原題はThe Monk Who Sold His Ferrariと言います。直訳すると、「フェラーリを売った坊さん」(!?)

 10年ほど前、北米でベストセラーになったという触れ込みでエージェントを通して紹介されたとき、タイトルに対する「なんだこれは?」という違和感を覚えながらも、ビジネスマンの出家という日本でもありうるモチーフに惹かれ、版権取得をすべきか迷った記憶があります。

 結局、日本語版で出すときにタイトルがうまく付けられそうにない、と見送ったのですが、その著者が『3週間続ければ一生が変わる』というベストセラーを出し、さまざまないきさつを経て、原点と呼べる本書を担当することになったことに、不思議な縁を感じます。本書以降に出版されたロビン・シャーマの数々の作品は、すべてモチーフがこの物語の中に現れています。

 原タイトルにある「フェラーリ」はバブルの象徴のようで時代遅れの感がありますが、本書が伝えようとすることは、全く古びることのない普遍的な真実です。つまり、外面的な成功ではなく、本当の幸せを手にするにはどうすればよいか、ということです。

 自分の考えをコントロールすることによって、自分の人生をコントロールできるようになるための意識改革のステップが、ストーリーを通して語られます。

 日々の忙しさに追われる私たちに、自分自身に気を配ることの大切さを教えてくれ、心が穏やかになります。プレッシャーやストレスの中でも、すべきことを淡々と実行していこうという静かな強さも身につきそうです。

 この物語の主人公の「ぼく」は、修行僧になった先輩弁護士から7つの教えを授けられるのですが、自身は職を辞したり山の中で修行したりするのではなく、意識を変え、習慣を変えることによって「今」を生きようと決意します。そのスタートに必要なことが、邦題となった「心のカップを空(から)に」することなのです。それは、以下のような印象的な台詞で語られています。

 「このカップとおなじで、きみは自分の考えであふれているようにみえる。もっと注ぐには……まず、カップを空にしなければだめだろ?」

(編集担当・佐藤和子)

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