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そもそもガンってどういう病気?
細胞コピーのミスによって生まれる腫瘍

福田千晶 [医学博士・健康科学アドバイザー]
【第3回】

 日本人の死亡原因はガンが1位。ガンは悪性の腫瘍です。

 体内の細胞のほとんどは新陳代謝を繰り返し、古い細胞が壊されては、同じ種類の新しい細胞が作られます。つまり細胞は次々とコピーされています。しかし、時にミスコピーが起きることがあり、それが腫瘍です。そして、その腫瘍細胞が周囲の組織に入り込んで浸潤する、撒布されて転移する、やがては生命を脅かすなどする悪性の腫瘍をガンと呼んでいます。

 コピーも大量に続けるとミスが起きやすいように、ガンも、加齢により細胞の新陳代謝が長く繰り返されているとできやすいのです。

 ガンになる原因は、細胞内の情報を伝達する遺伝子に傷がつくこと。たとえばタバコに含まれるタール、紫外線、ストレスなどで発生する活性酸素、ウイルス、汚染された大気などにより、細胞内の伝達情報物質が傷ついて伝達内容が変わり、さらに悪性の細胞つまりガンになってしまうのです。

 ガンの治療法は、発生した部位や状態によって決定します。悪性の細胞群を手術で切除する、抗ガン剤を投与して薬剤の効果でガンを抑える、放射線を照射してガンを破壊する、レーザーで焼いてしまうなどの方法があります。早期に発見されれば、治療法も選択の余地があり、簡単にすむ、局所的な治療だけで完治するなどのメリットが期待できます。ガン検診の意味はここにあります。

 生活上で心がけたい予防法は、肺ガンや咽頭ガンなら禁煙、胃ガンや肝臓ガンなら禁酒や節酒。皮膚ガンなら紫外線を浴びない工夫を。ウイルスが発生に関わる肝臓ガンや子宮頸ガンは、ウイルス検査を受けておくことが役立つ場合もあります。乳ガン、大腸ガンなどは、低脂肪で野菜の多い食事を続けること、口腔ガンや食道ガンは、熱いものや刺激物を避けること。ほかに、ストレスもさまざまなガンの誘因になりますから、ストレス発散も大事なことです。

 ガンというと、突然の不運でなる病気のイメージがあります。でも、ガンの発生に生活習慣はいろいろ関与しているため「生活習慣病」の一つに挙げられるのです。

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福田千晶 [医学博士・健康科学アドバイザー]

慶大医学部卒。日本リハビリテーション医学学会専門医、日本東洋医学学会専門医、日本医師会認定産業医、健康スポーツ医。著作と講演を主に活動中。


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日々の生活の中で体に異変を感じてもなかなか危機感を持たず、知らぬ間に進行していくケースがあります。トリビアなど含め、症状に合った健康管理術をサポートしていきます。

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