ビジネスをスムーズに進める上でも、自分の印象を左右する意味でも、メールの重要性や影響力はどんどん増すばかりです。メールを制するものはビジネスを制すると言っても過言では……いや、そこまで言うのはさすがに過言ですね。

 このコーナーでこんなこと言ったら怒られそうですが、ビジネス系の記事のお約束である「これさえできれば、すべてがうまくいく!」といった類のあおり文句は、たいていハッタリです。

 メールが上手に書けるようになっただけで、たちまち「別人のように仕事ができる自分」になれたら苦労しません。

 そこは押さえた上で、でもやっぱりメールの重要性や影響力を十分に認識しつつ、自分のメールに磨きをかけましょう。万能ではないと言っても、ちょっと気をつけるだけで、けっこう劇的に結果が出るありがたいジャンルでもあります。

 と、本筋とは関係なく、「読者に夢を与える」というビジネス系の記事の大切な役割にわざわざケチをつけることで、「この記事はひと味違いますよ」ということを遠回しにアピールしてみました。単に、あらかじめ逃げ道を打っているだけに見えるかもしれませんが、いずれにせよ「そのくらいのもの」としてお読みいただければ幸いです。

秘策その1
「余計なフレーズを積極的に盛り込む」

 全部のメールで実行する必要はありませんが、常にチャンスを伺って、スキあらば実行したいのが「余計なフレーズを盛り込む」という方法。

 まずは、冒頭の「いつもお世話になっております」の次の行に、天気の話題をサラリと入れてみましょう。

「毎日、よく降りますね」

「いきなり暑い日になりましたね」

 そういうカジュアルな口調でかまいません。ここで古式ゆかしく「若葉が目にまぶしい今日このごろです」と書いても、相手をうろたえさせるだけです。