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11月26日 17時28分
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日経平均反発も2万円回復ならず 今夜の米国市場は休場で明日は寄り付き前発表のCPIに注目 - 市況概況

日経平均反発も2万円回復ならず 今夜の米国市場は休場で明日は寄り付き前発表のCPIに注目

【日本株式市場】
1.概況
本日の日経平均は96円高の1万9944円と反発しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて上昇しました。中でもマザーズ指数は2.6%の大幅上昇となりました。昨日の米国市場はほぼ横ばいでしたが、トルコとロシアの両国がともにこれ以上緊張関係を高める意図はないと表明したことなどからリスクオフムードが和らいでドル円が122円台後半まで円安に振れたことを受け、日経平均は82円高の1万9929円で寄り付きました。日経平均は寄り付き後に徐々に上げ幅を広げると、9時半頃と10時半頃の2度に渡って1万9990円を超え、2万円回復目前まで上昇しました。ただ、いずれも2万円回復はならずその後やや上げ幅を縮めた日経平均は111円高で前引けとなりました。後場寄りから上げ幅を広げ、日経平均は再び2万円にトライした格好となりましたが達成できずにいると、上値の重さが意識されたのかその後は徐々に上げ幅を縮めました。大引けにかけても上げ幅を縮めた日経平均は、結局本日の安値圏での大引けとなりました。業種別には建設業や情報・通信業など28業種が上昇した一方で、パルプ・紙や繊維製品など5業種が下落しています。本日の日経平均の高値と安値の値幅は70円足らずになるなど、値動きが限られていたことから東証1部の売買代金は2兆739億円とやや低水準でした。

2.個別銘柄等
米国のアップル(AAPL)が将来のiPhoneに有機ELパネルを採用すると報じられ、関連銘柄の大きな値動きが目立ちました。現在は有機ELの量産体制を保有していないとされるジャパンディスプレイ(6740)は7.5%の大幅安、シャープ(6753)も7%近く下落しました。液晶のバックライトを手がけるミネベア(6479)も事業の先行きが懸念され、7.5%安となりました。一方、発光剤を手がける保土谷化学工業(4112)がストップ高となったほか、有機EL画質を4Kに高める技術を開発しているブイ・テクノロジー(7717)は5.5%高となっています。その他では総務省が格安スマホサービスに音声定額サービスなどを提供できるよう検討に入ったと伝わり、日本通信(9424)が16.7%高、IIJ(3774)が2.6%高とMVNO(仮想移動体通信事業者)関連の一角が買われました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均が2万円をつけそうでつけないじれったい1日となりました。今夜の米国市場は感謝祭の祝日で休場です。欧州株式市場の動向、ドル円の値動き、明日の寄り付き前に発表される10月の消費者物価指数(CPI)の数値などが明日の日本市場の材料になりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)

【中国株式市場】
上海総合指数が小幅反落

1.概況
本日の上海総合指数は前日比12ポイント安(0.3%)の3,635ポイントと小幅に反落しました(年初来で12.4%高の水準)。また、中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)は64ポイント安(2.2%)の2,833ポイントと大幅に反落しました。一方、香港のハンセン指数は日本時間16時時点で7ポイント高の2万2505ポイントと小幅に反発しています。

中国市場で上海総合指数は、2016年の経済運営方針を決める「中央経済工作会議」が12月上旬に開催されるとの報道を受けて政策期待から上昇して始まりました。その後、他の買い材料に乏しい中、前場は揉み合う展開となりましたが、後場は利益確定売りに押され、マイナス圏に沈んで軟調に推移し、結局小幅安で取引を終えました。

香港市場でハンセン指数は、地政学的リスクへの懸念が後退したことが好感され上昇して寄り付きました。また、原油価格の続伸も支援材料となり前場は堅調推移が続きました。しかし、後場は本土市場の反落を受けて、上げ幅を縮め、一時マイナスに転じる場面もありました。日本時間16時時点で、不動産株指数、金融事業株指数及び公益事業株指数が小幅に上昇する一方、商工業株指数が小幅に下落しています。

2.個別銘柄動向等(香港マーケット、日本時間16時時点まで)
香港市場では、中国石油天然気(ペトロチャイナ、0857)が都市ガス子会社の権益を昆侖能源(クンルン・エナジー、0135)に譲渡すると発表したことが材料視され、両銘柄ともに上昇しています。また、原油価格が小幅に続伸したことから、石油大手の中国海洋石油(CNOOC、0883)や中国神華能源(チャイナ・シェンファ・エネルギー、1088)などが大きく買われています。更に、値がさ株のインターネットサービス大手の騰訊(テンセント・ホールディングス、0700)が小幅ながら上昇し、6月29日以来およそ5カ月ぶりの高値を回復しました。一方、中国中車(鉄道車両メーカー、1766)は買いが先行したものの、利益確定売りに押され、軟調に推移しています。また、連日で上昇が続いていた国泰航空(キャセイ・パシフィック・エアウェイ、0293)も売られています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
地政学的リスクへの警戒感は和らいだものの、来週に中国のIPOの再開を控えていることや、週末ということもあり、明日の本土市場と香港市場は共に引き続き上値の重い展開となりそうです。こうしたなか原油上昇の恩恵を受けて大きく上昇してきたエネルギー株が利益確定売りに押される可能性がありそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

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