株式レポート
12月1日 7時59分
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マネックス証券

米国市場は消費関連株に売りが出たことなどで下落 日本市場は円安で小幅に反発してのスタートか - 市況概況

NYダウ: 17719.92  ▼78.57 (11/30)
NASDAQ: 5108.67  ▼18.86 (11/30)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場は、重要イベントを控えていることなどから買いが手控えられるなか、年末商戦に入ったのを受けて消費関連株に売りが出たことなどで下落しました。欧州株高を受けて取引開始直後に40ドル高近くまで上昇する場面もあったダウ平均ですが、経済指標が冴えなかったこともあってマイナスに転じると昼前には70ドル安程度まで下落しました。その後切り返すと僅かにプラスとなったものの、前日終値近辺での上値の重さを確認し再び下げ幅を広げる展開となりました。引けにかけて一段安となったダウ平均は結局78ドル安の17,719ドルとほぼ安値引けで取引を終えました。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も18ポイント安の5,108ポイントと4日ぶりの反落となっています。

2.経済指標等
11月のシカゴ地区購買部協会景気指数は48.7と前月の56.2から低下し市場予想を下回りました。また、10月の中古住宅販売仮契約指数は前月比0.2%上昇の107.7で、3カ月ぶりにプラスとなったものの市場予想は下回りました。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全10業種のうちエネルギーや電気通信サービスなどの5業種が上げました。一方で5業種が下げ、なかでもヘルスケアが1%を超える下落となったほか、生活必需品も1%近く下げています。

4.個別銘柄動向
感謝祭当日と翌日のブラックフライデーの2日間の店舗での売上高が前年を下回る見通しと伝わったことでウォルマート・ストアーズ(WMT)や百貨店のメーシーズ(M)、JCペニー(JCP)が軟調となり、ウェブサイトがアクセス集中によりダウンしたディスカウントストアのターゲット(TGT)も売られました。また、感謝祭から週末までの4日間でネット通販を通じて買い物をした人が店舗での買い物客数を100万人上回ったと伝わったものの、ネット通販各社の反応はまちまでした。イーベイ(EBAY)は買われましたが、アマゾン・ドット・コム(AMZN)は利益確定の売りに押され下落しています。さらにマイクロソフト(MSFT)が買い推奨を受けて堅調となっています。一方で米連邦取引委員会が同業のオフィス・デポ(ODP)との合併を認めない方向で検討していると伝わったことで事務用品販売最大手のステープルズ(SPLS)が売られました。オフィス・デポも下げています。

5.為替・金利等
長期金利は市場予想を下回る米経済指標を受けて前週末比0.02%低い2.20%となりました。ドル円は、ECBの追加緩和に踏み切るとの見方からドルがユーロに対して強含んだことに引きずられる格好で円に対してもドルが強含み円安に振れました。朝方は123円近辺の推移となっています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
米国市場は下落したものの、ドル円が123円台を付け円安に振れていることから本日の日本市場は小幅に反発してのスタートが予想されます。こうしたなか寄り付き前の8時50分に発表となる7-9月期の法人企業統計での設備投資動向や、10時と10時45分に発表となる2つの中国製造業PMIの結果が注目されます。特に上海総合指数が先週末に5%以上下落し、昨日も一時3%を超えて下げる場面があっただけに中国製造業PMIを受けてのマーケットの反応が注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

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(マネックス証券)


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