株式レポート
12月8日 17時18分
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マネックス証券

日経平均米国株安受け反落 - 市況概況

日本株式市場

日経平均米国株安受け反落

1.概況
本日の日経平均は205円安の1万9492円と反落し、11月16日以来約3週間ぶりに1万9500円の節目を下回りました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて下落しました。昨日WTI原油先物価格が6年10ヶ月ぶりの安値をつけるなど、原油安を嫌気してダウ平均は120ドル近く下落しましたが、寄り付き前に発表された日本の7-9月期のGDP改定値が市場予想を上回る上方修正で年率換算1%のプラスになったことなどを受け、日経平均は8円安と小幅安で寄り付きました。日経平均は一時70円高近くまで上昇するなど堅調に推移する場面もありましたが、9時半過ぎから再びマイナスに転じるとその後は下げ幅を拡大し、11時頃に1万9500円の節目を割り込みました。前場を203円安とその時点の安値圏で終えた日経平均は、後場に入ると前引け水準でのもみ合いとなりました。その後も日経平均は大きな値動きがなく、結局前引けとほぼ同水準の205円安で引けました。業種別には水産・農林業と空運業の2業種のみが上昇し、残る31業種は下落しました。陸運業、食料品、小売業などの内需関連業種は比較的小幅な下落にとどまりました。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は首位のトヨタ(7203)から20位の国際帝石(1605)まで全て下落しました。売買代金1位から3位のトヨタやみずほ(8411)、三井住友(8316)は揃って1%台の下落となりました。原油価格の大幅下落を受け関連銘柄が売られました。国際帝石は5%安となったほか、JX(5020)が3.8%安、コスモエネルギーHD(5021)が5.4%安などとなっています。材料が出たところでは、昨日の大引け後に2-10月期の決算発表を行ったピジョン(7956)は、中国事業の売上高の伸びが鈍化したことや国内証券の目標株価引き下げなどを嫌気して一時11%近く下落、終値でも5%安となりました。また、電通(4324)はプロクター・アンド・ギャンブル(PG)社の北米地区の広告代理店の選定に外れたと報じられ4%安となりました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
取引開始直後は堅調に推移した日経平均ですが、まもなくマイナスに転じると結局200円を超える下落となり、1万9500円の節目を割り込みました。日経平均は200日移動平均でサポートされた形となっており、明日以降大きく割り込まずに推移できるかが意識されそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)


中国株式市場

上海総合指数が大幅に反落

1.概況
本日の上海総合指数は前日比66ポイント安(1.9%)の3,470ポイントと大幅に反落し、節目の3,500ポイントを割り込みました(年初来で7.3%高の水準)。また、中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も46ポイント安(1.7%)の2,691ポイントと大きく反落しました。更に、香港のハンセン指数は日本時間16時時点で357ポイント安の2万1845ポイントと節目の2万2000ポイントを割り込んで4日続落となっています。

中国市場では、来週の新規株式公開(IPO)に伴う需給悪化が引き続き警戒されるなか、7日発表の中国の11月の外貨準備が減少したことで中国からの資金流出も意識され上海総合指数が下落して始まりました。その後、日本時間11時頃に発表された中国の11月の輸出額が市場予想に届かなかったことも相場の重石となり、上海総合指数は節目の3,500ポイントを割り込みました。午後に入って一時3,500ポイントを回復する場面もみられたものの、引けにかけて下げが加速し、結局上海総合指数は3,500ポイントを下回って取引を終えました。

香港市場では、米国株安の流れを受けてハンセン指数が下落して寄り付きました。その後、本土市場の冴えない展開や中国の11月分の輸出の予想を上回る悪化などを受けて、リスクオフムードが強まり下げ幅を徐々に拡大する展開となりました。日本時間16時時点で、不動産株指数が2%超下落しているほか、金融事業株指数や商工業株指数、公益事業株指数なども1%余り下げています。

2.個別銘柄動向等(香港マーケット、日本時間16時時点まで)
香港市場はほぼ全面安となっています。原油価格が大きく下げたことから、昆侖能源(クンルン・エナジー、0135)が4%超下げたほか、中国海洋石油(CNOOC、石油・ガス等、0883)も4%超下落するなど、エネルギー関連株が軒並み軟調に推移しています。また、香港交易及結算所(香港証券取、各種金融サービス、0388)は外資系証が投資判断を弱気に維持したことで1%超売られました。更に、特段の材料が出たわけではありませんが、カジノの銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント、0027)が5%超値下がりし、保険大手の中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、2628)及び中国平安保険(ピンアン・インシュアランス、2318)も2%余り下げています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
本日の上海総合指数は冴えない11月の輸出や外貨準備を受けて節目の3,500ポイントを割り込んで取引を終えました。こうしたなか明日の本土市場と香港市場は中国の11月の物価指数を睨みながらの展開となりそうです。特に物価指数が市場予想を下回って鈍化する場合は中国人民銀行による追加緩和への期待が高まる可能性もありそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

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(マネックス証券)


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