株式レポート
12月10日 17時7分
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マネックス証券

日経平均、米国株安と円高進行を嫌気して3日続落 - 市況概況

日本株式市場

日経平均、米国株安と円高進行を嫌気して3日続落

1.概況
本日の日経平均は254円安の1万9046円と3日続落となりました。TOPIXやJPX日経400も続落しましたが、新興市場のマザーズ指数は1.1%高と3日ぶりに反発しました。昨日の米国市場でダウ平均が75ドル安と続落したこと、またドル円が121円台半ばまで大幅な円高が進んだことを受け、日経平均は231円安の1万9070円で寄り付きました。日経平均は下げ幅を縮めたり広めたりとやや荒っぽい値動きで推移しました。ただ、反発力は弱く、1万9100円を超えた水準で頭打ちとなると、結局前場をその時点の安値圏である1万9049円で引けました。後場寄りから下げ幅を縮めた日経平均ですが、その後は再びじりじりと値を下げ、14時半頃から一段安となりました。引け前に本日の安値をつけた日経平均は、大引けにかけてやや値を戻しましたが、結局前引けとほぼ同水準での大引けとなりました。鉱業や電気・ガス業など4業種のみが上昇し、残る29業種は下落しました。東証1部の値下がり銘柄数は1,617と全体の9割近くが下落しました。

2.個別銘柄等
トヨタ(7203)、三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)、ソフトバンクグループ(9984)など東証1部の売買代金上位銘柄は概ね下落しました。日経平均への寄与度の高いファーストリテイリング(9983)とファナック(6954)はいずれも2.5%安で、2銘柄で日経平均を70円近く引き下げました。その他材料が出たところでは、大手証券が投資判断を引き下げた横浜ゴム(5101)は7.5%の大幅安となりました。一方、サイゼリヤ(7581)は大手証券が現在の株価水準を大幅に上回る株価でカバレッジを開始したことが好感され、1.1%高と堅調でした。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は米国株安と大幅な円高進行を嫌気して3日続落となりました。世界的にリスクオフムードが強まっており、目先は原油価格の下げ止まり待ちといったところでしょう。明日はメジャーSQの算出日となっています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)


中国株式市場

上海総合指数が小幅反落

1.概況
本日の上海総合指数は前日比16ポイント安(0.5%)の3,455ポイントと小幅に反落しました(年初来で6.8%高の水準)。一方、中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)は27ポイント高(1.0%)の2,695ポイントと反発しました。香港のハンセン指数は日本時間16時時点で58ポイント安の2万1745ポイントと6日続落しています。

中国市場では、国務院が前日の引け後に2年以内に上海・深セン両証券取引所でIPOを許可制から登録制に移行すると発表したことが好感され、上海総合指数は寄り付きから買いが優勢となり一時節目の3,500ポイントを回復する場面もみられました。昼過ぎに一旦マイナスに転じる場面もあったものの、すぐに持ち直すとその後は堅調に推移しましたが、引けにかけて下落に転じ結局、小幅に反落して取引を終えています。

香港市場では、前日の米国株安の流れを受けて、ハンセン指数が下落して寄り付きました。その後、中国のIPO制度の改革が好感されるなか、連日の下落による値ごろ感で押し目買いも入り一時は70ポイント超まで買われる場面もありました。しかし、週末に中国の鉱工業生産など11月の主要経済指標の発表を控えて様子見ムードが強まったことで、上げ幅を縮め前日の終値を挟んで揉み合う展開となっています。日本時間16時時点で、公益事業株指数が小幅に上昇している一方、不動産株指数や、金融事業株指数、商工業株指数などが僅かの下げとなっています。

2.個別銘柄動向等(香港マーケット、日本時間16時時点まで)
香港市場では、前日の中国の経済統計を受けて、中国人民銀行による追加緩和期待が若干後退し、金融関連株が引き続き売られています。保険大手の友邦保険控股(AIAグループ、1299)や中国平安保険(ピンアン・インシュアランス、2318)が1%余り値下がりしています。また、原油価格の続落も嫌気され中国海洋石油(CNOOC、0883)や昆侖能源(クンルン・エナジー、0135)なども1%超下落しています。更に、特段の材料が出たわけではありませんがパソコンの聯想集団(レノボ・グループ、0992)が大きく売られています。

一方、中国インターネット大手の騰訊(テンセント・ホールディングス、0700)が小幅ながら上昇しています。傘下のオンライン決済アプリ「微信支付(ウィーチャット・ペイメント)」の本土以外での事業展開が加速していることが好感されたようです。また、20日にマカオが中国返還16周年を迎え、記念式典などの行事が予定されていることから、中国本土からの客足が伸びるとの観測が高まり、カジノの銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント、0027)が1%超上げています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
来週の新規株式公開(IPO)に伴う需給悪化が引き続き警戒されているほか、週末に中国の11月の鉱工業生産などの主要経済指標の発表を控えていることから、明日の本土市場と香港市場は薄商いのなか神経質な展開が続きそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

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(マネックス証券)


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