株式レポート
12月17日 8時13分
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マネックス証券

米国市場は9年半ぶりの利上げを受けて大幅高 日本市場は戻りを試す展開か - 市況概況

NYダウ: 17749.09  △224.18 (12/16)
NASDAQ: 5071.13  △75.78 (12/16)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場は大幅続伸となりました。米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で9年半ぶりとなる利上げを決めたことで金融政策に対する不透明感が一段と払拭され、米景気の回復が順調に進んでいるとの見方が強まったことや、イエレンFRB議長が会見で今後の利上げペースは緩やかなものになるとの見方を改めて示したこともあって大きく上昇しました。取引開始直後に160ドル高余りまで上昇したダウ平均はFOMCの結果発表を午後に控え様子見となるなか上げ幅を前日終値近辺まで縮めると、利上げが決定されたFOMCの結果発表を受けて一旦マイナスに転じました。しかし、すぐに持ち直すとイエレンFRB議長の会見を受けて一段高となり260ドル高近くまで買われました。結局ダウ平均は224ドル高の17,749ドルと高値圏で取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も75ポイント高の5,071ポイントと節目の5,000ポイントを4日ぶりに回復しています。

2.経済指標等
FRBはFOMCで2006年6月以来9年半ぶりとなる利上げを決めました。FRBメンバーの2016年末の金利見通しの中央値は1.375%で来年4回の利上げとの見方に変更はありませんでしたが、2016年の成長率見通しは引き上げられた一方で、物価の見通しが引き下げられています。また、11月の住宅着工件数は年率換算で前月比10.5%増の117万3千戸で2カ月ぶりのプラスとなり市場予想を上回りました。一方で11月の鉱工業生産指数は前月比0.6%低下し3カ月連続のマイナスとなり市場予想を下回っています。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全10業種のうちエネルギーを除く9業種が上げました。公益事業と電気通信サービスが2%以上の上昇となったほか、生活必需品も2%近く上げています。

4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄はデュポン(DD)とエクソンモービル(XOM)を除く28銘柄が上げました。FOMC での利上げを受けて利ザヤ拡大による収益改善期待からゴールドマン・サックス(GS)やJPモルガン・チェース(JPM)が2%を超える上昇となったほか、ゼネラル・エレクトリック(GE)やメルク(MRK)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)も2%を上回る上げとなっています。ダウ平均構成銘柄以外では市場予想を上回る売上の見通しを発表したハネウェル・インターナショナル(HON)が大幅高となり、中国市場への再参入を検討していると伝わったグーグルの持ち株会社であるアルファベット(GOOG)が買われました。さらに米政府が税優遇処置の延長を検討しているとの報道を受けて太陽光発電関連のファースト・ソーラー(FSLR)やソーラーシティ(SCTY)が上昇しています。

5.為替・金利等
長期金利はFOMCでの利上げを受けて前日比0.03%高い2.29%となりました。ドル円は米国株高を受けて円安が進み122円台前半での推移となっています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
米国株高に加えて、ドル円も円安に振れていることから本日の日本市場は大幅続伸でのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均は戻りを試す展開となりそうですが、昨日に500円近く上げた後だけに利益確定の売りをこなしてどこまで上値を伸ばせるのかが注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

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(マネックス証券)


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