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はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

“生涯独身”コンプレックスを攻撃され、現実逃避!
48歳おひとりさまと74歳母の「不適切な関係」

――「母親依存症」に陥り自分を見失っていく杉崎氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第18回】 2010年6月7日
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 結婚したいけどできない――。

 晩婚化が進んだ今、人によってはそんな思いがストレスやコンプレックスになることがある。

 その弱さを職場で見せると、つけこむ人がいる。そして愚痴をこぼす相手を間違うと、泥沼化することがある。

 連載18回目は、「48歳おひとりさま」が74歳の母親に愚痴をこぼすことで、「不適切な関係」になり、状況が一段と悪くなっていく様子を紹介しよう。

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■今回の主人公――はい上がれない「負け組社員」

 杉崎広美(仮名・48歳)

 大手ファイナンス会社(社員数1200人)の総合企画部に勤務。仕事はそれなりにできるが、上司からは嫌われている。特に40代後半でありながら、独身であることを攻撃材料にされている。そのことに不満を持ち、ほぼ毎晩、実家に住む年老いた母親に電話を入れては、愚痴をこぼしている。

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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

「男はアホでも会社で昇進していく!」
傷を舐め合う長女と母親の“現実逃避”

 午後10時過ぎ、帰宅した杉崎は静岡の実家に電話を入れた。

 「ああ、お母さん。今日、また島本が文句を言ってきて……」

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

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