200ヵ国・地域の
企業データを網羅

河原 調達先管理支援としては、提携先である米ダンアンドブラッドストリート(D&B)と協力して国内のみならず海外の調達先も一元管理できるソリューションを提供しています。

 こうした営業・マーケティング、調達・購買といった分野でも当社の企業データを活用したサービスの展開を加速させていきます。

──日本企業はその活動領域が世界に広がる中で、リスク管理などさまざまな課題に直面しています。御社ではグローバルな企業活動をどのようにサポートしていきますか。

河原 当社が提携するD&Bは世界最大の企業データを保有しており、当社のお客さまは全世界200ヵ国・地域、2億5000万件を超える企業データにワンストップでアクセスできます。当社はD&Bの企業データを提供できる国内唯一の会社として、日本企業のグローバルリスク管理や海外進出をサポートしています。

 同時に当社が保有する国内企業のデータは、D&Bを通じて世界で提供されており、海外企業が日本で取引先やパートナーを探す際に大いに活用されています。

 また、グローバルな企業間商取引において取引先管理コードのデファクトスタンダードとなっている「D-U-N-S® Number(ダンズナンバー)」についても、国内では当社が唯一の発行窓口となっています。日本企業が海外で事業展開をする際、あるいは国内において外資系企業との取引を始める際に、ご相談に乗っています。

──今年から学生向けに企業情報検索アプリを無償提供されるそうですね。

スマートフォンやタブレットで全国の企業を簡単に検索できるアプリをリリースする。学生の就職活動や営業マンの新規開拓などの場面で強い味方となりそうだ

河原 就職活動中の学生が求人情報サイトなどで知り得るのは、ごく一部の大手企業の情報に限られます。ほとんど知られることがない地方の優良・有力企業、あるいは新興企業などの情報をスマートフォンで簡単に検索できるアプリを提供することで、就活生と求人企業とのミスマッチを解消する手助けをしたいと考えています。

 併せて、社会人向けにも日本全国の企業を検索できるアプリをリリースします。地域や業種などによる絞り込みが簡単にでき、学生向けよりも詳細な情報を入手できますので、営業マンの新規顧客開拓などに役立てていただきたいと思っています。