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世界経済の「大破局」は本当に起きるか!?
米国金融恐慌の実態を総力取材

週刊ダイヤモンド編集部
【08/10/11号】 2008年10月6日
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週刊ダイヤモンド リーマン・ブラザーズの倒産は金融市場を裏切り、「狼狽売り」が世界の株式市場を駆け抜けた。不動産市況はジリジリと悪化し、商業銀行や欧州銀行までを次々破綻へと追い詰めていく。

 米国の金融危機が止まらない。囁かれる“次”を市場が一気に破綻へ追い詰めていくのだ。FRBも財務省も、モラルハザードをかいくぐる複雑な防衛策を駆使するが、そのスピードに追いつけず、「資本注入」という最後のカードをいつ行使するかに、市場の視線が集中している。

 ただしその後には、財政赤字、ドル暴落というもう1つの危機が待ち構えている。80年前の、あの「大破局」の足音が聞こえてくる。

 金融パニックがもたらした「信用収縮」は、実体経済の息の根を止める。欧米では住宅はもとより企業や不動産への資金が詰まり、投資や消費が縮む悪循環が始まった。デカップリング論は潰えた。

 過去の高い成長を牽引してきた東アジア、東南アジアも、インフレに喘ぎ、頼みの輸出にまで陰りが見え始めている。長引く政情不安が将来の予測可能性を奪い、危機を深めている。

 連鎖する金融破綻、実体経済減速、政情不安の真相に、われわれは現地取材を通じて肉薄した。

 東京大学大学院経済学研究科の伊藤元重教授、東京大学法学政治学研究科の藤原帰一教授には、特別寄稿において、「不安定化する経済と政治の今」に切り込んでいただいた。 

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 遠藤典子)

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