株式レポート
1月4日 15時16分
マネックス証券

冴えない経済指標受け弱含みの展開か - 米国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント

先週の米国株式市場
―原油安を嫌気して下落 ダウ平均は年間リターンがマイナスに―

<先週の概況>

先週の米国株式市場は、原油価格が弱含んだことなどから軟調に推移し、ダウ平均は週間で127ドル安となりました。
この結果2015年は、ダウ平均が年間で2.2%の下落、S&P500が0.7%の下落でそれぞれ2008年以来7年ぶりのマイナスとなった一方で、ナスダック総合指数は5.7%の上昇と4年連続の前年比プラスとなりました。

米国株式市場バリュエーション

業種別リターン

ダウ平均採用銘柄 週間騰落率ランキング

<上昇>

ダウ平均採用の30銘柄中上昇はゼネラル・エレクトリック(GE)やウォルマート・ストアーズ(WMT)など4銘柄にとどまりました。

<下落>

幅広い銘柄が下落しました。アップル(AAPL)は週間で2.6%の下落と下落率トップとなりました。新型iPhoneの販売不調観測が根強いなか、株価は下落基調を強めています。その他シェブロン(CVX)やエクソン・モービル(XOM)、キャタピラー(CAT)など原油安で売られやすい銘柄が下落率上位に並びました。

先週発表された主な経済指標

カンファレンスボード消費者信頼感指数 12月 96.5 市場予想 93.8 前月 90.4

29日に発表されたカンファレンスボード消費者信頼感指数は、96.5と市場予想の93.8を大きく上回って前月から改善しました。
前月の大幅な悪化からは持ち直し一安心といったところですが、まだ前々月の水準までは回復しておらず、消費者センチメントの見極めにはもう少し様子を見たいところです。

今後発表される主な経済指標

12月 ISM製造業景況感指数 市場予想 49.0 前月 48.6

4日にISM製造業景況感指数が発表されます。11月のISM製造業指数は3年ぶりに改善と悪化の境目となる50を下回りました。ドル高の影響で米国製造業の景況感低迷が懸念されています。
12月分は前月から改善するものの再び50を下回ると予想されています。

マーケットビュー
―冴えない経済指標受け弱含みの展開か―

先週の米国株式市場は原油安を受け冴えない展開となりました。2015年を振り返るとダウ平均やS&P500はマイナスのリターンとなった一方、ナスダック総合指数はプラスとまちまちでした。
年末にかけて発表された経済指標は冴えないものが目立ちました。フィラデルフィア連銀製造業指数、中古住宅販売件数、耐久財受注、新規失業保険申請件数、シカゴ購買部協会景気指数などがいずれも市場予想を下回りました。12月に利上げを行った米国ですが、経済指標の悪化が続けば、米国経済の今年の成長に不安が広がる可能性があります。よほどのことがない限り金融政策の方向性には変更がないとみられるなか、米国経済の成長鈍化→企業収益の停滞というシナリオとなれば大幅な株高を期待することは難しそうです。

フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕

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(マネックス証券)


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