株式レポート
1月5日 17時50分
マネックス証券

日経平均、一時プラス圏で推移も上値重く結局続落 - 市況概況

日本株式市場

日経平均、一時プラス圏で推移も上値重く結局続落

1.概況
本日の日経平均は76円安の1万8374円と続落しました。TOPIXやJPX日経400も続落した一方で新興市場のマザーズ指数は続伸しました。昨日欧米株式市場が大幅安となり、ドル円は一時118円台まで円高に振れましたが、日経平均は昨日600円近く下落していたことから、52円安と小幅な下落で寄り付きました。日経平均は寄り付き後しばらくは安値圏でのもみ合いとなりましたが、10時半に取引を開始した上海市場が反発すると、日経平均は急速に下げ幅を縮めてプラスに転じました。前場を76円高で終えた日経平均ですが、上海総合指数がマイナスに転じたことを受け、後場に入ると徐々に上げ幅を縮めてまもなく再びマイナスに転じました。その後も徐々に下げ幅を広げた日経平均は結局安値圏での大引けとなりました。業種別には情報・通信業や電気・ガス業、陸運業など内需関連業種を中心に13業種が上昇しました。東証1部の売買代金は2日連続で活況の目安とされる2兆円を上回りました。

2.個別銘柄等
円高進行が嫌気されてか東証1部の売買代金トップのトヨタ(7203)が1.5%安となったほか、ホンダ(7267)が1.9%安、マツダ(7261)が2.3%安となるなど自動車各社の弱さが目立ちました。一方、リスク回避姿勢の強まりからか業績が比較的安定している通信各社が買われました。NTT(9432)が2.1%高、NTTドコモ(9437)が2.7%高、KDDI(9433)が1.7%高などとなっています。材料が出たところでは、大手証券が目標株価を引き上げたカカクコム(2371)が4.2%高と買われました。また、ヤマダ電機(9831)も外資系証券の投資判断引き上げを受けて4.3%高となりました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日本市場は昨日大幅に下落していたことから、欧米株安と円高進行を受けても小幅な下げにとどまりました。ただ、上海総合指数が弱含むと日経平均もマイナスに転じるなど、市場は中国の動向に警戒感を強めているようです。大幅な円高進行もあり、しばらくは下値警戒ムードが強まりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)


中国株式市場

上海総合指数が小幅続落

1.概況
本日の上海総合指数は前日比8ポイント安(0.3%)の3,287ポイントと小幅に続落しました(年初来で7.1%安の水準)。また、中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)は74ポイント安(3.0%)の2,416ポイントと大幅に続落しました。更に、香港のハンセン指数は日本時間16時時点で117ポイント安の2万1209ポイントと小幅に続落しています。

中国市場で上海総合指数は大きく下げて始まったものの、中国証券監督管理委員会(証監会)がサーキットブレーカーを改善する方針を示したほか、8日にも解禁される大株主による保有株の売却について市場に影響を与えないような措置を公表すると発表したこと、さらに中国人民銀行(中央銀行)が今日の定例オペで1300億元を供給したことなどが好感され下げ幅を縮めプラスに転じました。その後、オフショア市場で人民元が下げ止まらないことから資本流出懸念が意識され上値が伸び悩むと後場には再び下げ幅を広げ、取引終盤には本日の安値を付ける場面もありましたが、引けにかけて急速に買い戻されると結局小幅安で取引を終えています。

香港市場でハンセン指数は昨日の米国株安の流れを受けて大幅に下落してスタートしました。その後、本土市場の反発が好感され一時プラスに転じましたが、買いが続かず午後に入って売りが優勢となり軟調な展開となっています。日本時間16時時点で不動産株指数や金融事業株指数、商工業株指数などが小幅に下落している一方、公益事業株指数がわずかに上昇しています。

2.個別銘柄動向等(香港マーケット、日本時間16時時点まで)
香港市場では昨日に続き鉄道車両メーカー大手の中国中車(1766)が4%超下落しているほか、中国鉄建(チャイナ・レールウェイ・コンストラクション、1186)も1%余り下落しています。また、値嵩株のインターネット大手の騰訊(テンセント・ホールディングス、0700)や通信大手の中国移動(チャイナ・モバイル、0941)も大きく続落し、相場を押し下げています。

一方で、ディフェンシブ銘柄である電力株の華潤電力控股(チャイナリソーシズパワー、0836)が4%超上昇しています。また、値ごろ感からカジノの金沙中国(サンズ・チャイナ、1928)や中国婦人靴販売大手の百麗国際控股(ベル・インターナショナル・ホールディングス、1880)が買いを集め揃って1%超値上がりしています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
上海総合指数が一時プラスに転じながら結局小幅続落となったことから市場の警戒感は依然として強いままだと思われます。しかし、テクニカル的には上海総合指数、ハンセン指数ともに売られすぎのサインが出ていることから明日は自律反発の可能性もありそうです。中国証監会による大株主の保有株の売却に関する改定案が近日に発表される可能性があり、それが本格的な反転のきっかけになるかどうかが注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

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(マネックス証券)


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