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ベッキーの不倫謝罪と喜多嶋舞の断末魔、それぞれの往生際

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第143回】 2016年1月9日
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 ベッキーが不倫かあ。やっちまったなあ。

 お相手は昨年の紅白に初出場した『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音くん。川谷くんは妻帯者だが、ふたりは昨年のクリスマスイブを幕張のホテルで過ごし、年明けには夫人をさしおいて川谷くんの実家を訪れたりしていたらしい。

 元猿岩石の有吉くんに「元気の押し売り」と渾名されたベッキーだが、気づけば彼女ももう三一歳。浮いた話があってもいい年頃だが、しかし、初の熱愛報道が不倫だったのはまずかった。誰も口にはしないが、川谷くんとのあいだに肉体関係があっただろうことは想像に難くなく、スクープを報じた『週刊文春』の発売前日に記者会見を開くなど早急な火消しに務めても、彼女にはこの先ずっと不倫女のイメージがつきまとう。可哀想だけどね。

 それとも、奥さんがいるのにいけしゃあしゃあと川谷家を訪れるあたり、それこそが乙女の下衆の極みだったのか?

 川谷くんは昨夏に入籍してもう離婚の準備をしているとのことだが、だとすれば、ベッキーがもう少し辛抱していれば、彼女に向けられたカメラの放列は祝福のまばゆさに満ちていたものになっていただろう。っつーか、何なのよ「卒論」って(川谷くんが用意する離婚届をふたりは隠語で卒論と呼んでいたとか。SNSで「卒論提出できたらけんちゃん(川谷氏の本名)にいっぱいワガママ聞いてもらおうっと!!」とやり取りしていたらしい)。

 ベッキーにはいま十本のCM契約があり、レギュラー番組も十本にのぼるとのことだ。所属するサンミュージックの稼ぎ頭でもある。クライアントが彼女の不倫を許すかどうかが興味の的だが、もっと興味深いのは、不倫と呼ばれたこの愛をベッキーが貫くのか、それともこのスキャンダル報道で川谷くんを諦めるのかだ。

 愛を貫けば、ベッキーは川谷くんの奥さんをないがしろにした悪女になるし、川谷くんを諦めれば、なんだその程度の恋だったのかと冷笑される。いずれにせよ、ベッキーには手痛い火遊びになった。

 二〇一六年に沈下するのは江角マキコだと思っていたが、ベッキーの地滑りもなかなかのもののようだ。マギーとダレノガレの笑い声が聞こえたような気がしたのは気のせいだろうか。

 お泊まりデートをしといてただのお友だちですっつーのは往生際が悪いが、他人の胤の子をあなたの子どもよと言い張ると、それはもはや断末魔の叫びでしかない。喜多嶋舞氏と元夫で俳優の大沢樹生氏である。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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