においや触覚の敏感さは
第六感に通じる

 お母さんはその間隔でだいたいどの指とどの指かわかります。当てられたくないので、いろいろ工夫して、わざと広げて押したり、親指を軽く、小指を強く押したり、押し方で小さいと思わせようとしたりするので、
わあ、強く押したから親指でしょう
 などと言ってやります。

相手の感覚に逆らう知恵もつくように誘導してやってください。
 触覚は、それだけを取り出して評価できないものですが、これが敏感だと、いろいろな作業がやりやすいだけでなく、危険や不安定なものなどをいち早く感知することができます。

 私は、においや触覚の敏感さが、第六感と言われるものに通じると思い、どうにかして、わが子に身につけてやろうとしました。

 朝起こしてもなかなか起きない息子たちでも、夜中のわずかな地震を感知します。これなどまさに、触覚と平衡感覚の感度のよさだと思っています。ぜひ、わが子に覚えさせてあげてくださいね。