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ベッキーとSMAP、山本・堀北夫妻の情報漏洩問題に見る「謝罪」の裏側(上)

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第145回】 2016年1月23日
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 ありがとう文春! by 絵音川谷
 センテンス スプリング! by ベッキー

 ベッキーは、どうやら思っていたよりしたたかな女だったようだ。それに、オツムのほうもちょっと足りないようだから教えてやったほうがいいと思うのだけれど、絵音とのラインのやり取りで言った「センテンス スプリング」っていうのは“文春”のことらしいが、文春は英語で言っても Bunshun ですよ。それで言うなら、きみがCM契約を打ち切られた「花王」は「フラワーキング」になるよ。お父さんはイギリス人なのに英語は苦手なのかい?

 センテンススプリングのスクープでベッキーの不倫が表沙汰になったとき、彼女は一〇社とCM契約を結んでいた。が、早々に今後は彼女をCMに起用しない(契約打ち切り)と明言したのは花王とNTT都市計画(一月で契約満期。更新せず)の二社だけだった。当初、今後の起用を「検討中」としていたのは太田胃散だったが、一月七日にはCMの差し替えを発表。ローソンも翌八日に差し替えを公表し、今月一四日付けでベッキーとの契約解除の旨を広告代理店に伝えている。

 その他、スズキ、スタジオアリス、損保ジャパン日本興和ひまわり生命保険、ソースネクストも今後の起用を「検討中」「未定」としていて、おや、これらの企業は不倫に寛容みたいだぞ、と思っていたら、二月以降、ベッキーのCMを放送する企業は一社もないとのことだ。やはりイメージキャラクターの不倫は企業倫理にそぐわないようだ。

 関西電力系通信会社のケイ・オプティコムは、当初、ベッキーとの契約解除は「考えていない」と言っていて、唯一、ベッキーの不倫を認めていた会社だったが、事態は急変。今月二〇日になって契約解除とCMの打ち切りを発表した。

 〈ケイ・オプティコム社は、昨年一月二四日から、ベッキーさんとタレントの有吉弘行さんの二人をイメージキャラクターに起用し、一年間の出演契約で格安スマートフォン「mineo(マイネオ)」のCMを始めた。今年はベッキーさんのみの契約を更新して、新CMを今月下旬から放送する予定だった(中略)

 ケイ・オプティコムは当初、「ベッキーさん本人が否定している。切る理由はない」と擁護し、契約を更新する姿勢を示していた(後略)〉(産経新聞1月21日)

 ベッキーは、週刊センテンススプリングに感謝なんかしてないで恨めばよかったのに。下猥葬、蔑忌ー……、もとい、かわいそう、ベッキー。ちなみにニューリー ストリームもありますよ(ニューウェイブかな、それともヌーベルヴァーグ?)。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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