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成功する人の考え方
【第17回】 2016年1月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
加地太祐 [経営者、陽明学者]

成功する人は常に問題を抱える

新年を迎えて「今年こそは人生を変えたい」「夢を実現したい」と思う人は多い。しかし、一体どれだけの人がその実現に向け努力しているだろうか。現役の経営者で陽明学者の加地太祐氏は、「成功するためには、何より実践が大事」と説く。本連載では、そんな加地氏の初の著書成功する人の考え方』(ダイヤモンド社より1月16日に発売)の内容をベースに、これまでの人生を変えて、成功をたぐり寄せるためのポイントをお伝えしていく。できるビジネスパーソンは問題解決力が高い。しかし、経営者になると、そもそも問題に対するとらえ方が全然違うことをご存じだろうか?

問題は必ずある

 僕は、基本的に経営者なのでセミナーなどの仕事はしていない。

 しかし、年に数回程度、頼まれて大学生などの前で講演を行うことがある。

 昨年の初めにも東大法学部法科大学院でセミナーをしたのだが、セミナー修了後にある生徒が僕に質問をしてきた。

 「経営者とサラリーマンの違いってなんですか?」

 僕は少し考えて答えた。

 「経営者は常に問題はあると思っている人で、サラリーマンはいつか問題はなくなると思っている人かな」

 「経営者とサラリーマンでは、問題の捉え方が違うのですか?」

 「そうです。僕が起業して今まで会社に問題がなかったことなど一度もありません。だからいつも考えます。この問題の根源はどこにあるのだろう、と。そう考えながらも、目の前の問題を解決して歩んでいくのが経営者です。つまり問題がないなんて、この先ないと思っているから、多少の問題に直面しても強いのですね」

 もちろん、すべてのサラリーマンに当てはまる事ではないが、一般的にサラリーマンは問題はなくなるものだと思っている人が多い。

 そして、なくなることが目標になると部分最適を図ろうとする。

 つまり、経営者は常に問題を解決しながらも、その根源である全体を見るようにするが、サラリーマンになると、目の前の問題解決がゴールとなり、その根源が残っているので、結果的に問題は再び起こりうるのだ。

 だから、成功する人を目指すなら、どんな立場であっても全体最適で物を見るようにしなければならない。

 著者のフェイスブックサイトはコチラ→https://www.facebook.com/seikousuru/

問題があることは挑戦している証拠

 人間は何かに挑戦しているときにこそ、問題が発生する。

 休日に家でゴロゴロしているのであれば、余程でない限り問題が起こることはない。

 しかし、休日に登山に挑戦しているのであれば、様々な問題を抱えることになるだろう。

 装備が足りない、時間が足りない、トレーニングが足りない、それらすべての問題は挑戦が生み出しているのであり、挑戦しなければ、そもそも問題など起こらないのだ。

問題を好む人間になれ

 戦国時代に山中鹿之助という武将がいた。

 彼は尼子家の家臣であったが、毛利家の侵略により、苦渋を味わう事となる。

 家臣と言うことは、現代でいうサラリーマンの立場だ。

 しかし、彼は自ら困難を望んだ。そして、次の有名な言葉を残した。

「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」

 これからキミたちは、経営者としてもサラリーマンとしても成功する人として歩んで行かなければならない。

 しかし、成功するまでには必ず問題がついてくる。

 例えば、キミがサラリーマンで大きな取引先と契約のチャンスが巡ってきたとき、そのプレゼンテーションや準備は、とても大変なことだろう。

 しかし、その苦労なくして成功はない。

 問題があっても慌てる必要はない。

問題は、キミを未来へと運ぶための通らなければならない階段なのだ。

加地太祐(かじ・たいすけ)
1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヵ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにもかかわらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヵ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。この人生のどん底の ときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
2015年2月6日、交通事故に合い5日間意識不明に。6日目に目覚めたとき、「このまま死んだら僕はこの世界に何も残していないことになる」と愕然とする。
それがきっかけで、スタッフや愛する娘たちに残せるのは「言葉しかないのだ」と悟り「成功する人の考え方」の連載をスタート。純粋に言葉の力を試すために名前をふせたままスタートするも幸運にも支持を得て開始8ヵ月で3万いいね!を突破。月間リーチ数250万人の人気ウェブサイトに成長する。年間1000人以上の経営者と対話し、会社経営を行う傍ら、1人でも多くの成功者を世に出したいと、日夜、記事の執筆に精力を注いでいる。山田方谷を学ぶ実践塾「方谷 塾」塾頭、陽明学者。
所属団体
・盛和塾<大阪>世話人。稲盛和夫の経営者塾世話人
・EO Osaka<Entrepreneur Organization>理事。アメリカに母体を持つ経営者団体。年商100万ドル以上の経営者が集まる団体
成功する人の考え方HP http://ekusia.com/
フェイスブックページ  https://www.facebook.com/seikousuru/
 

※次回は、1月28日(木)に掲載します。

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しかし、3ヶ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。 この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。 その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。 彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。 この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
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いつの時代も変わらない、成功をめざす人が身につけたい思考と行動の原理原則とは何かを、経営者であり、陽明学者でもある著者がやさしく語りかける。フェイスズックで月間リーチ数250万を超える人気コラムの作者がダイヤモンド・オンラインの読者に特別に贈る人生を変えるヒント。

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