株式レポート
1月26日 17時28分
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マネックス証券

日経平均400円超の大幅反落も商いは膨らまない状況続く - 市況概況

日本株式市場

日経平均400円超の大幅反落も商いは膨らまない状況続く

1.概況
本日の日経平均は402円安の1万6708円と3日ぶりに大幅に反落しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて下落しました。昨日の米国市場でダウ平均は原油価格の下落が嫌気されて208ドル安と反落、ドル円も118円台前半まで円高に振れました。これらの外部環境の悪化を受け277円安と大幅に反落して寄り付いた日経平均は寄り付き後も下げ幅を広げると、9時半頃には427円安となる場面もありました。その後はやや値を戻し、前場は概ね1万6700円~1万6800円での推移が続きました。前場を310円安で終えた日経平均は、後場寄り後にやや下げ幅を縮めましたが、再び徐々に下げ幅を広げると引け間際に458円安と本日の安値をつけました。日経平均は大引けにかけてやや下げ幅を縮めたものの、結局本日の安値圏での大引けとなりました。東証33業種はすべて下落し、東証1部の上昇銘柄数は148と全体の8%弱にとどまりました。400円を超える下落でも引き続き商いは膨らまず、東証1部の売買代金は2兆1124億円にとどまっています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金トップのトヨタ(7203)は2.9%安となったほか、メガバンク3行、ソフトバンクグループ(9984)、ファーストリテイリング(9983)、ソニー(6758)など売買代金上位銘柄は11位のTDK(6762)まですべて下落しました。昨日の米国市場でキャタピラー(CAT)が証券会社による投資判断引き下げにより大幅安となったことを受け、コマツ(6301)や日立建機(6305)にも連想売りが出てそれぞれ大きく下落しました。市場全体が軟調の中、一部の材料株に資金が向かいました。先月からフィンテック関連銘柄として大きく上昇してきたさくらインターネット(3778)は一時ストップ高となるなど大幅に上昇しました。また、AR(拡張現実)関連としてサイバネットシステム(4312)が3日連続のストップ高となり昨年来高値を更新しました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
原油安や米国株の弱さを受け、日経平均は大幅反落となりました。年初から本日までの16営業日で日経平均が上昇したのはわずか4日にとどまっています。ひとまずマーケットは日本時間28日午前4時に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が出るまでは強気になることは難しいようです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)


中国株式市場

上海総合指数は大幅反落

1.概況
本日の上海総合指数は前日比188ポイント安(6.4%)の2,749ポイントと大幅に反落し節目の2,800ポイントを割り込み昨年来安値を更新しました。(年初来で22.3%安の水準)。また、中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も164ポイント安(7.6%)の1,994ポイントと大幅に反落し節目の2,000ポイントを割り込みました。更に、香港のハンセン指数は日本時間16時時点で457ポイント安の1万8882ポイントと大幅に反落しています。

中国市場では、中国人民銀行が午前に定例の公開市場操作(オペ)を通じて短期金融市場にほぼ3年ぶりの規模となる4,400億元を供給したものの、むしろ人民銀行が本格的な金融緩和に踏み切らないと受け止められ、上海総合指数は下落してスタートしました。その後は節目の2,900ポイントを挟んで揉み合う展開となりましたが、時間外の原油価格が一段安となったことが相場の重石となり下げ幅を広げる展開になりました。後場は売りが売りを呼ぶ展開となった上海総合指数は結局、節目の2,800ポイントを割り込み昨年来安値を更新して取引を終えています。

香港市場では、昨日の米株安と原油価格の下落を受けて、ハンセン指数が大幅に反落して始まりました。その後は節目の1万9,000ポイントを挟んで揉み合う展開となりましたが、本土市場の急落が嫌気され、下値を模索する展開となっています。日本時間16時時点では商工業株指数や金融事業株指数、不動産株指数が揃って2%超下落しています。

2.個別銘柄動向等(香港マーケット、日本時間16時時点まで)
香港市場はほぼ全面安となっています。金融緩和期待の後退から、金融関連株が軟調に推移しています。なかでも保険の中国平安保険(ピンアン・インシュアランス、2318)が4%超下落しているほか、中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、2628)も6%余り下げています。商業銀行の中国工商銀行(1398)や匯豐控股(HSBCホールディングス、0005)も大きく値下がりしています。また、特段の材料が出たわけではありませんが、値嵩株のインターネットの騰訊(テンセント・ホールディングス、0700)や通信の中国移動(チャイナ・モバイル、0941)も下落しています。更に、原油価格の下落を受けて中国海洋石油(CNOOC、0883)や中国石油天然気(ペトロチャイナ、0857)などのエネルギー関連株が大幅に値下がりしています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
本日の上海総合指数は追加緩和期待の後退や原油安などが投資家のセンチメントをさらに悪化させ下値模索の展開となりました。リスクオフムードが一段と強まっていることから、不安定な相場が続きそうです。こうしたなか明日は昨年12月の中国の工業企業利益が発表されますが、相場が荒れるなかでの発表だけにその結果にいつも以上に注目が集まりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

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(マネックス証券)


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