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男性議員の育休問題を提起した宮崎謙介氏の「品格」

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第146回】 2016年1月30日
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 国会議員の育休は、性別を問わず、衆参どちらも認める。ただし、これからは選挙の際、立候補者は育休取得の有無を明確にする規定を設けるのだ。ある立候補者は、私は議員在職中に子どもが生まれたら××日間、育休を取りますと明言し、別の立候補者は、私は子どもが生まれても育休は取りませんと宣言する。

 有権者はそれを見て判断すればいい。予算委員会や本会議を欠席しても育休をする人がよければその立候補者に投票すればいいし、国会議員が大事な本会議を休んでどうする、と思う人は育休を取らない候補者に投票すればいい。

 私は、子育てのために議会を休む人に票は投じない。たぶん。

 私の一票は国の舵取りを任せるための一票であって、国会議員が自分の子どもを育てるための一票じゃないからだ。だから、宮崎議員が子どもを育てたいのなら、彼はいったんバッジをはずして、好きなだけ子育てに勤しめばいい。そして、子育てが終わったら、もう一度国政に打って出ればいいように思う。違うかな?

 それに、イギリスや北欧の育休取得率を引き合いに出すのなら、イギリスや北欧諸国に並ぶ税率(イギリス二〇%、スウェーデン二五%)や社会保障制度を充実させてくれよ、とも思う。

 宮崎謙介という議員は、知る人は知っているが、加藤紘一元幹事長の三女・鮎子氏の元夫だった人だ(二〇〇六年の結婚し婿に入っているが、二〇〇九年に離婚し宮崎姓に戻った)。金子恵美夫人との交際が始まったのは、二〇一二年の選挙で初当選した直後のことかららしいが、実はあまりいい噂のある議員ではない。

 「当選してから民放の男性記者と、OLや党本部の受付嬢とよく合コンしていた。むかしからよくモテた、と話していましたね。世界一の『チャラ男』だと言われています」(与党担当記者)

 チャラ男には、二股疑惑もかけられている。選挙区の関係者が言う。

 「十一年に京都三区の公認を得てから、京都の有力財界人Aさんの娘と宮崎氏が親しくなりました。それまで民主党を応援していたAさんが、十二年の選挙では熱心に宮崎氏を応援していて、演説会場で彼女をよく見かけた。地元では、二人がつきあっていることは公然の事実とされており、婚約しているとも言われていた。

 しかし、当選後、すぐに金子さんとの話が出てきてビックリしました。その後、Aさんは支援をやめたそうです」

 年が明けて以降、ベッキーの不倫をスッパ抜き、甘利経済再生大臣を辞任に追い込むスクープを飛ばした週刊文春は、宮崎議員をも直撃する。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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