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2月8日 8時10分
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米国市場は利上げへの警戒感から大幅反落 ナスダックは昨年来安値更新 日経平均は節目の16,500円を試す展開か - 市況概況

NYダウ: 16204.97  ▼211.61 (2/5)
NASDAQ: 4363.14  ▼146.42 (2/5)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
先週末の米国市場は米雇用統計の結果を受けて3月の利上げへの警戒感が強まり大幅反落となりました。雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びは市場予想に届かなかったものの、一方で失業率が5%を下回る水準となったほか、平均時給も前月を上回る伸びをみせました。こうしたなか前日終値近辺でスタートしたダウ平均は、徐々に下げ幅を広げると昼前に230ドル安余りまで売られました。その後一旦下げ渋りましたが、午後に一段安となると取引終盤には290ドル安近くまで下落しました。引けにかけてやや持ち直したものの、結局ダウ平均は211ドル安の16,204ドルと大幅安で取引を終えています。また、ハイテク株に売りが目立ったナスダック総合株価指数も146ポイント安の4,363ポイントと3%を超える下げとなり、1月27日に付けた安値4,468ポイントを下回り昨年来安値を更新しています。

2.経済指標等
1月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比15万1千人増と前月から大きく減り市場予想を下回りました。また、昨年11月分は25万2千人増から28万人増に上方修正される一方で、12月分は29万2千人増から26万2千人増に下方修正されています。失業率は前月より0.1ポイント低い4.9%と2008年2月以来7年11カ月ぶりの低水準となりました。平均時給は前月比0.5%増と前月の0.3%増を上回る伸びをみせています。昨年12月の米貿易収支の赤字額は前月比2.7%増の434億ドルで市場予想を上回る赤字となりました。この結果2015年の貿易収支の赤字額は前年比4.6%増の5315億300万ドルと2年連続で拡大し2012年以来3年ぶりの高水準となりました。12月の米消費者信用残高は前月比212億6717万ドル増の3兆5468億5513万ドルとなり市場予想を上回りました。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全10業種のうち電気通信サービスと公益事業を除く8業種が下げました。なかでも情報技術と一般消費財・サービスが3%を超える下落となったほか、エネルギーとヘルスケアも2%前後の下げとなっています。

4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄ではナイキ(NKE)が5%近く下げたほか、マクドナルド(MCD)も4%を超える下落となりました。また、ホームデポ(HD)とマイクロソフト(MSFT)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が3%を上回る下げとなり、ビザ(V)も3%近く下落しています。一方でメルク(MRK)やベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、ウォルマート・ストアーズ(WMT)などが堅調でした。ダウ平均構成銘柄以外では四半期決算が大きな失望を招いたビジネス向けSNSのリンクトイン(LNKD)が4割以上下げ急落しました。他のネット関連株にも売りが波及し、フェイスブック(FB)やアマゾン・ドット・コム(AMZN)に加え、動画配信のネットフリックス(NFLX)や電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)なども大きく下げています。

5.為替・金利等
長期金利は米雇用統計を受けて3月の利上げが改めて意識され米国債は売りが先行したものの、売り一巡後は買いが優勢となり0.01%低い1.83%となりました。ドル円は米雇用統計の発表直後に一時116円29銭を付ける場面もありましたが、労働市場の改善が続いているとの見方が次第に強まり円売り・ドル買いが増えました。朝方は116円台後半での推移となっています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
米国市場が大幅安となったことで本日の日本市場も続落でのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均は節目の16,500円を試す展開となりそうですが、4日続落で1,000円余りも下げているだけに、売り一巡後に下げ渋るかが注目されます。なお、上海市場は春節で今週いっぱい休場となります。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

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(マネックス証券)


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