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不倫から議員辞職へ、宮崎謙介議員の「場当たり人生」(上)

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第148回】 2016年2月13日
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 彼は、LINEでこんなメッセージを送り続けた。

 〈息もできないくらい人工呼吸してあげるね〉
 〈朝起きて君が隣にいたらそんなに幸せなことはないよ〉

 かなりキモイのである。この男は、昨年末に入籍をすませたばかりの新婚ほやほやでラブラブ熱々いちゃいちゃのはずなのに、二股をかけていた。LINEのメッセージは、その女性に送られたものだ。二股をかけられていた女性が言う。

 「大阪にある彼の自宅マンションを訪れたら、お風呂でメイク落としを見つけたんです。彼を問い質すと“長いこと付き合ってる大学時代の同級生がいるんだ”。わたしは怒り心頭で東京に戻りました。その後、“絶対に別れるから待っていてほしい”と涙ながらに説得されましたけど……」

 ゲスが言いそうなことだが、そーいえば川谷絵音くんも「卒論」という隠語を使って女房とは別れるとか、同じようなことを言ってましたね。

 「(昨年)九月半ばに電話があって、“やっぱり同級生と結婚することになりそう”と言われたんです。本当に驚いて、“わたしだって隼太くんと結婚したいよ”と詰め寄りました。

 わたしが諦めきれないでいると、今度は“俺にも時期が来ただけ。みんなやってることだよ”。それからお互いに弁護士を立てて交渉したものの、向こうは“五〇万円で解決したい”の一点張り。もう未練はないですけど、彼の対応は酷すぎます」

 宮崎謙介センセイのことかな? と思われた方もいただろうが、この二股男は阪神タイガースの「虎のイチロー」こと伊藤隼太選手(二六歳・背番号51)だ。伊藤選手は昨年十二月二三日、母校・慶応大の元チアリーダーと六年越しの恋を実らせ入籍したばかり。件の宮崎謙介センセイの披露宴とは一日違いだ。二股をかけるタイプの男って、同じような日取りを選ぶのかしら。

 若い人はご存じないかもしれないが、そのむかし、三本指を突き出し「これでどうだ?」と愛人を囲おうとした話を暴露され、たった三〇万かよ、とあまりの吝嗇ぶりを笑われて総理大臣を辞したどスケベがいたが、婚約してたことも言わず二股かけてた子と五〇万円で手を切ろうってのはあんまりだぜ伊藤くん。これからは宇野くんと呼んじゃうよ。

 週刊新潮の記者さんの取材に、宇野……、もとい、伊藤隼太選手はこう応えた。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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