ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
1日36万円のかばん持ち
【第9回】 2016年3月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
小山 昇

ハウステンボス、ディズニーランド、
旭山動物園……
3つの共通点とは?

★【三流】は、「目前」の利益に焦点
★【二流】は、「今期」の利益に焦点
★【一流】は、「未来」の利益に焦点

1
nextpage

小山昇と「かばん持ち社長」との会話

小山 昇(Noboru Koyama)
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。
「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を毎年増収増益の優良企業に育てる。2001年から同社の経営のしくみを紹介する「経営サポート事業」を展開。現在、600社以上の会員企業を指導しているほか、「実践経営塾」「実践幹部塾」「経営計画書セミナー」など、全国各地で年間240回以上の講演・セミナーを開催。1999年「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」をそれぞれ受賞。日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。2004年からスタートした、3日で108万円の現場研修(=1日36万円の「かばん持ち」)が年々話題となり、現在、70人・1年待ちの人気プログラムとなっている。『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』朝30分の掃除から儲かる会社に変わる『強い会社の教科書』(以上、ダイヤモンド社)、『99%の社長が知らない銀行とお金の話』『無担保で16億円借りる小山昇の“実践”銀行交渉術』(以上、あさ出版)、『【増補改訂版】仕事ができる人の心得』(CCC メディアハウス)などベスト&ロングセラー多数。
【ホームページ】 http://www.m-keiei.jp/

金原  今年はそれなりに利益が出ました。税金を払うのがもったいないので、役員になっている私の母親を退職させようと思っているんです。

小山  ……。今、お母さんを辞めさせてはいけない。長い目で考えないとダメです。

金原  では、税金を払ったほうがいい、と?

小山  お店の 「壁紙」 を全部貼り替えて、キレイにしなさい。節税よりも、お客様がひと目見て、「あ、変わったな」と思うことに投資するのが、正しい。

目の前の利益より「未来の利益」に目を向ける

 中小企業にとって大切なのは、「年々売上を伸ばし、未来のお客様に利益を投資していくこと」です。お金は、「お客様を増やすこと」に使う

 ところが、「かばん持ち」をした社長の多くは、そのことがわかっていません。

 株式会社テイル(飲食業)は、京都・大阪・兵庫・奈良・愛知にお好み焼・鉄板焼店「きん太」(20店舗)を展開するお好み焼チェーンです。

 テイルの金原章悦社長も、ご多分に漏れず、目先の利益にとらわれていた社長のひとりです。
金原社長は、節税のことばかり気にかけていました。

 そこで、「役員になっている母親に退職してもらおう」と考えた。役員退職金には分離課税などの優遇があるからです。

 たしかに、退職金を払えば節税になります。でもそれは、「一回ぽっきり」の単視眼的な発想です。私は、母親を辞めさせる代わりに、「お店の壁紙を全部貼り替えて、キレイにしてはどうか」と指導をしました。

 金原社長は「うちのお店はピカピカなのに、どうして壁紙を替えるのか?」といぶかしく思ったようですが、壁紙は、汚れていなくても貼り替えるのが正しい。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR



1日36万円のかばん持ち

なぜ、「かばん持ち」を体験すると、できる社長に変わるのか? 「3日で108万円の現場研修」を1冊にギュッと凝縮! 70人・1年待ちの予約殺到マル秘プログラム! 真実は現場にしかない! 指導企業600社超!15年連続倒産ゼロ! 自らも15年連続増収増益を続ける武蔵野の「経営の3種の神器」――【1.現場】【2.環境整備】【3.経営計画書】が読むだけで体感できる「オール・イン・ワン」ブック! 三流・二流・一流の分かれ目を「40の心得」として初公開! 三流は、「借金は悪」と考える。二流は「時には借金は必要」と考え、「すぐに」返す。一流は「とことん限界まで」借り、「なかなか返さない」。【特別付録】三流が一流に一夜にして変身!3日で108万円払った社長も知らない! 役立つ着眼点・習慣・秘録リスト24。連載では1年半に及んだ製作舞台裏インタビューと40の心得を紹介。
 

「1日36万円のかばん持ち」

⇒バックナンバー一覧