株式レポート
2月12日 17時49分
マネックス証券

米国株安と急速な円高で日経平均は1年4カ月ぶりに節目の15,000円割れ - 市況概況

日本株式市場

米国株安と急速な円高で日経平均は1年4カ月ぶりに節目の15,000円割れ

1.概況
本日の日本市場は大幅続落となりました。日本市場が休場中に米国市場でダウ平均がトータルで350ドル以上下落したうえに、10日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受けて世界経済への不安が高まり、FRBによる利上げ観測が後退したことでドル円が11日に一時110円台を付けるなど急速に円高が進んだことが嫌気されました。287円安の15,426円でスタートした日経平均は、売り気配で始まった銘柄が寄り付くなかさらに下げ幅を広げ、取引開始後15分で15,000円を割り込み700円安余りまで売られました。寄り付きの売りが一巡すると節目の15,000円を割り込んだこともあって買い戻しが入り日経平均は15,000円を回復し250円余り下げ幅を縮め15,200円台まで持ち直しましたが、上値は重く11時過ぎに再び15,000円を割り込み朝方の安値を下回って下げ幅を850円近くまで広げました。前場を834円安の14,874円で終えた日経平均は、昼休み中に黒田日銀総裁が安倍首相と意見交換のために首相官邸に入ったと伝わり、政策期待から15,000円を回復して後場の取引をスタートしました。その後15,000円を上回って推移していた日経平均ですが、前場同様に15,200円台で上値を押さえられると引けにかけて15,000円を割り込みました。結局、日経平均は760円安の14,952円と1年4カ月ぶりに節目の15,000円を割り込んで昨年来安値を更新して本日の安値圏で取引を終えています。また、新興市場でも日経ジャスダック平均と東証マザーズ指数が大幅続落となり、東証マザーズ指数は8%を超える下げとなりました。

2.個別銘柄等
急速に円高が進んだことで為替感応度が高い自動車株が軒並み売られ昨年来安値を更新しました。トヨタ(7203)や日産(7201)、ホンダ(7267)が大幅安となったほか、マツダ(7261)や富士重工業(7270)は一時10%前後の下げとなりました。トヨタの時価総額は約1年4カ月ぶりの20兆円割れとなっています。昨日の欧米市場で金融株に売りが膨らんだこともあってメガバンク3行や証券株など日本でも金融セクターが売られました。メガバンクはこのところの下げがきつかったこともあって下げ渋る場面もみられましたが、三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)が2%を超える下げとなり、三井住友フィナンシャルグループ(8316)とみずほフィナンシャルグループ(8411)は3-4%の下落となりました。メガバンク3行はともに昨年来安値を付けています。かんぽ生命(7181)は小幅な下げに止まったものの、一時公開価格の2,200円を下回る場面もありました。決算を発表した銘柄ではDMG森精機(6141)がストップ安となりました。前期が9カ月の変則決算で単純に比較できませんが2016年12月期が前年の同期間と比べて大幅減益となることが嫌気されました。一方で好決算を発表したすかいらーく(3197)が急伸しました。決算に加え、増配や株主還元策の拡充が好感されました。また、ほとんどの電子部品が売られるなかで京セラ(6971)が大幅高となりました。KDDI(9433)が京セラから自社株を買い付けたことが材料視されました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は10日に1月21日に付けた直近安値を割り込んだことでダブルボトムの形成に失敗し底値を模索する展開で、本日の日経平均は節目でPBR(株価純資産倍率)がほぼ1倍となる15,000円をも維持できませんでした。したがってテクニカル面でも、バリュエーション面でも売られすぎ感があるものの、引き続き下値への不安は強いといえます。こうしたなか週明けの寄り付き前(8時50分)には10-12月期の日本のGDPが発表されます。2四半期ぶりのマイナス成長が予想されていますが、マーケットのセンチメントが大きく悪化しているなかでの発表だけに警戒されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)


中国株式市場

上海市場は休場 ハンセン指数は続落

上海総合指数:春節のため休場
香港のハンセン指数(日本時間16時時点):18,363.63(-182.17)

1.概況
<中国本土市場>
上海市場は春節のため休場でした。

<香港市場>
香港のハンセン指数は日本時間16時時点で続落となっています。欧米株安や日本株の下落などを嫌気し1月21日に付けた昨年来安値を下回って大幅安でスタートしたハンセン指数は、その後下げ幅を縮める場面もみられました。しかし、18,500ポイントを前に上値は重く軟調な展開が続いています。日本時間16時時点で1%近い下げとなっています。

2.個別銘柄動向等(香港マーケット、日本時間16時時点まで)
欧米市場で金融株に売りが膨らんだことで香港市場でもHSBC(00005)やバンクオブチャイナ(中国銀行・03988)などの金融株に軟調なものが目立ちました。チャイナコミュニケーション(中国通信服務・00552)やインターネットサービス大手のテンセント(騰訊控股・00700)なども下げています。一方でマカオのカジノ収入の底入れ期待からギャラクシー・エンターテインメント(銀河娯楽・00027)などのカジノ株が上昇したほか、クンルンエネルギー(昆侖能源・00135)といった石油大手も買われました。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~
◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

 

Special topics pr

[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

株主優待カタログ
長期で狙う超成長株
1億円投資家の必勝法

6月号4月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!

【下落相場に強い優待株や成長株が満載】
・全掲載!株主優待完全カタログ
6大人気優待株の高利回りベスト18
初値2倍ほぼ日は買いか売りか!?
・10年続くテーマ!「超」成長株
IoT人工知能、物流関連の注目株
最強の投資信託に学ぶ日本株入門
1億円投資家の「これだけ必勝法
・小売り株、増配株、底値株で勝つ
個人型確定拠出年金の販社ベスト5
・3大トレンドで選ぶ今買い投資信託
・「超低コスト投資信託の最新情報
トランプ相場後正しい儲け方
格安スマホ会社別の通信料を大比較
桐谷さん株主優待勝つ5つのワザ

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!