「夜読書」はタチが悪い◎あなたの積ん読も、これで解消!!
『遅読家のための読書術』(印南敦史・著)

逆に、「毎朝1時間は本を読むぞ」といきなり決意するのはなかなか大変です。

まずは毎朝10分でいいので、「毎日読む」のが「普通」になるまで、この習慣を続けてみてください。

「熟読の呪縛」にとらわれている人からすれば、「寝ぼけた状態で本を読むなんて、いい加減すぎ!」と感じるかもしれません。

でも逆にいえば、寝起きの頭で寝転びながら本を読むという体験そのものが、その厄介な呪縛を解くためにはきわめて有効なのです。

朝が弱くてなかなか起きられないという人も、この「寝起き10分読書」を身につければ、寝起きでいちばんつらい10分間のうちに意識が覚醒し、そのままスーッと起きられて一石二鳥です。

ぜひ生活そのものを変えるための第一歩として、取り入れてみてください。

(第10回に続く 3/7公開予定)