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男の食育 笠井奈津子

高血圧になりやすい“朝の定番メニュー”に要注意

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第34回】
塩分を控えるならパンよりごはん

 40歳から74歳の日本人の2人に1人が高血圧と言われています。ですが、このうちどれほどの人が危機感を持って食事に気を配っているでしょうか。赤信号、みんなで渡れば怖くない、といった様子で、みんなも同じなら怖くない…と楽観視してしまいがちなのが高血圧かもしれません。

 血管は栄養と酸素を運ぶ大事な役割を果たしていますが、血圧が高い状態が続くと、その大切な血管を傷つけてしまいます。そして、いうまでもなく、高血圧は動脈硬化を招き、動脈硬化がすすむとさらに血圧が高くなるという悪循環に…。脳卒中、心臓病、腎不全などを引き起こす要因ともなります。

高血圧&予備軍かどうか、分かる!
5つのチェックリスト

 「薄味好き」と自分では思っていても、知らず知らずのうちに濃い味に慣れている方も少なくありません。今は血圧の数値に問題がない方も、次の項目にひとつでもチェックがついたら黄信号です。

□ ラーメンの汁を飲み干せる
□ 外食をした後に喉の渇きを感じることがない
□ ドレッシングがかかっていないサラダなんて食べられない!
□ 一口食べる前にとりあえずソース(しょうゆ、マヨネーズなど)をかける
□ お皿にのっていたソースは全部きれいになくなる

 本当に薄味が好きな方、普段から自炊が多い方からすると、上記の項目にチェックがつくような食べ方はかなり“キツイ”はずです。短い時間でランチを済ませ、手頃でおいしいと思えるお店や料理を選んでいるうちに、いつの間にか濃い味に慣れてしまうのも自然といえば自然なことでしょう。でも、その期間が長いほどに減塩する大変さもより深刻になってしまいます。濃い味に慣れていることに気がついたら、血圧という数字に表れる前に、選ぶものを変えていきたいものです。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


男の食育 笠井奈津子

目、肩や腰の痛み、毛、お腹周り、ニオイ……。男も年を重ねれば重ねるほど、若い頃は気が付かなかった悩みに振り回されることになる。そんなとき、対策の1つになるのが「食」だ。しかし、男性が自分で正しいと思った対策するのには、注意が必要だ。実は思い込んでいる知識が勘違いであるばかりか、症状は悪化、さらに若さを一層失うことになりかねないからだ。この連載では、そんな「食」の知識に未だ乏しいミドル男性に対し、若い頃と変わらない身体を保ってもらう「男の食育」を行っていく。

「男の食育 笠井奈津子」

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