スマートエイジングライフ
男の食育 笠井奈津子
【第35回】 2016年3月7日
笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
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運動しても痩せない人に共通する誤った食事の摂り方

週1回しか体を動かせなくても、あきらめるのはまだ早い!

 以前と比べて活動量は減っているのに食事量は変わらない。

 お酒を飲む回数(もしくは量)が増えた。

 もう仕方ないか、とメタボ腹も受け入れるようになった。

 加齢による体型の変化を後押ししてしまう習慣や思考がある一方で、ランニングをはじめたり、深夜も営業しているスポーツジムに通い始める方がいらっしゃいます。

 これまでよりも食事量を減らして、運動量を増やす。つまり、摂取エネルギーを減らして消費エネルギーを増やすようにすれば、体重は落ちていくはず…そう思いますよね。でも、実際には、「落ちない」「何も変わらない」「むしろ体重が増えた」と嘆く方がいらっしゃいます。

 体を変えたいと思うのであれば、ある程度の食事制限が大切なのは言うまでもありません。でも、極端な食事制限をしていては、必要な栄養さえも不足して、かえって体脂肪をためこみやすくなっているかもしれません。

痩せない最大の原因は
朝食と夕食にあり!?

 たとえば、こんな食生活をしていませんか?

□朝食を抜いている

 朝食を抜くということは、長時間の絶食になることになり、少ないエネルギーでも生きていけるように、脂肪をためこみやすい省エネモードに。ダイエット中だからと夜も20時までには簡単にごはんを済ませ、翌日のランチ休憩まで何も口にしないのだとしたら、ほぼ16時間の絶食です。ましてや、時間がないからと、朝食を食べないで運動するのは要注意。朝食を抜いて血糖値や体温が十分に上がらないままで運動するのはかえって不健康なこともあります。仕事帰りにコンビニによって、カットフルーツ、豆腐、ヨーグルトなど、何かひとつでも朝起きて口にできるものを買っておきましょう。

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


男の食育 笠井奈津子

目、肩や腰の痛み、毛、お腹周り、ニオイ……。男も年を重ねれば重ねるほど、若い頃は気が付かなかった悩みに振り回されることになる。そんなとき、対策の1つになるのが「食」だ。しかし、男性が自分で正しいと思った対策するのには、注意が必要だ。実は思い込んでいる知識が勘違いであるばかりか、症状は悪化、さらに若さを一層失うことになりかねないからだ。この連載では、そんな「食」の知識に未だ乏しいミドル男性に対し、若い頃と変わらない身体を保ってもらう「男の食育」を行っていく。

「男の食育 笠井奈津子」

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