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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

不公平感が募ると「暗黒フォース型職場」に!
“タダ乗りされる人”を救う組織の心構え

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第4回】 2010年7月21日
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組織では皆フリーライダー予備軍?
タダ乗りに迅速に対応する企業とは

 先日、某大手企業の若手社員にお話をうかがう機会があった。

 その企業については、私たちも取材したことがあり、「フリーライダーを生まないための人事」をかなりうまく行なっていた。

 しかし、若手社員から最初に飛び出した言葉は、意外にも「自分が最初に配属された部署では、課長がフリーライダーでした」というものだった。

 少し驚いたが、「しかし、その課長はすぐに異動になりました。部下が上司を評価する『360度評価』というヤツで、私だけでなく多くの部下が辛口の評価をしたようです」という言葉が続いた。

 彼の話はその後も続いたのだが、私は彼の話から2つのことを改めて思い知らされた。

 1つは、どんなにフリーライダー対策を効果的に行なっている会社でも、必ずフリーライダーは出てくること。そしてもう1つは、優秀な会社はフリーライダーが出たら迅速に対策を講じているという事実だ。

 著書『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』でも述べているように、会社組織では、フリーライダーになってしまう要素は誰にでも必ず存在する。

 タダ乗り社員のマネジメントがうまく行っている会社は、そのことをわかっていて、常にタダ乗り社員が出てこないかチェックしている。そして、タダ乗り社員が出てきたら、すぐさま対策を講じることができる。

 逆に言うと、タダ乗り社員に悩む会社には、このような危機感と対処する際の迅速さがない。そしてほぼ間違いなく、組織内に「不機嫌な職場」を作り出してしまう。

 上記の企業のように、「効果的なフリーライダー対策」を行なうには、どうすべきか? その方策の胆については、著書『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』で述べているが、ここでは心理学をベースにした分析を中心に、方策を述べてみたい。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

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