どんなことでも「6回」失敗すれば、
7回目に成功する

 新しいことを試みるときに、成功する確率は50%。失敗する確率も50%です。ということは、たとえ当てずっぽうでも、50%の確率で当たります。

 失敗したら、もう一度やり直す。このときも、成功と失敗の確率は50%ずつですが、失敗確率50%の半分は25%なので、この時点で、成功確率は75%です。

 このように考えていくと、6回も失敗すれば成功の確率は99%となります。
 多くの社長は、1回で成功させようとしますが、経営で大切なのは、失敗をしないことではありません。

 トライ&エラーを繰り返しながら、少しずつ正解に近づいていけばいい。
 会社経営においては、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」が正しい社長の姿勢です。

<著者プロフィール>
小山 昇
(Noboru Koyama)
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。東京経済大学を卒業し、日本サービスマーチャンダイザー株式会社(現在の株式会社武蔵野)に入社。一時期、独立して株式会社ベリーを経営していたが、1987年に株式会社武蔵野に復帰。1989年より社長に就任して現在に至る。「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を毎年増収増益の優良企業に育てる。2001年から同社の経営のしくみを紹介する「経営サポート事業」を展開。現在、600社以上の会員企業を指導しているほか、「実践経営塾」「実践幹部塾」「経営計画書セミナー」など、全国各地で年間240回以上の講演・セミナーを開催。1999年「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」をそれぞれ受賞。日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。
2004年からスタートした、3日で108万円の現場研修(=1日36万円の「かばん持ち」)が年々話題となり、現在、70人・1年待ちの人気プログラムとなっている。
『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』『強い会社の教科書』(以上、ダイヤモンド社)、『99%の社長が知らない銀行とお金の話』『無担保で16億円借りる小山昇の“実践”銀行交渉術』(以上、あさ出版)、『【増補改訂版】仕事ができる人の心得』(CCCメディアハウス)などベスト&ロングセラー多数。
【ホームページ】
http://www.m-keiei.jp/