バリキャリとゆるキャリの争い、実はなくなっている?

 バリキャリとゆるキャリ――。働く女性が増える中で、仕事を生活の中心においてバリバリ働く女性と、家庭や趣味・交友等を大切にしながらマイペースで働く女性という、この2つの立場の人々の職場闘争がしばしば話題となってきました。しかし、最近、当の女性たちにとって、この二項対立は時代遅れに映っているようなのです。

「バリキャリとゆるキャリの二項対立は、よくマスコミなどを中心に取り上げられてきました。ただ最近、どちらにも当てはまらない女性が多くなっている印象を受けます。と言いますか、当の女性たちは自分がどちらかなんてあまり意識していないと言っていいでしょう」

 こう語るのは企業で女性向けのキャリア研修を多数行い、働く女性社員の本音を良く知る日本マンパワーの小出真由美さん。ダイヤモンド・オンラインが行った調査でも、小出さんの指摘する傾向が見られています。働く女性100人に、「バリキャリ」と「ゆるキャリ」のどちらに当てはまるかを聞いたところ、「そのどちらにも当てはまらない」と答えた人が35%、全体の3分の1に上りました。

※ダイヤモンド・オンラインがアンケート調査会社・ジーリサーチの協力のもと、『女性のバリキャリとゆるキャリに関するアンケート』を実施(期間は2016年3月4日)。対象は全国の働く女性 100名。

バリキャリでもゆるキャリでもない
「どちらでもない」女性の働き方とは?

 では、「どちらでもない」という女性はどのような働き方をし、キャリアに対してどんな考え方を持っている人なのでしょうか。

「それなりに責任あるポジションを任され、年収も同世代の男性並みだと思います。残業もそこそこしてますが、私が思うバリキャリはさらに年収や仕事で上を行く人を指します」(39歳・神奈川県)

「仕事をするときはする。遊ぶときは遊ぶ。区別するし、時間の余裕も少し有る」(45歳・長野県)

「仕事は好きで、かなり多忙にしているが、ベビーシッターに子供を預けたりするほどではないので」(40歳・大阪府)