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1日36万円のかばん持ち
【第46回】 2016年5月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
小山 昇

創業者への
「感謝」を忘れた瞬間、
会社の成長が止まる理由

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日本で初めて「日本経営品質賞」を2度受賞(2001年度、2010年度)した小山昇氏の新刊『1日36万円のかばん持ち――三流が一流に変わる40の心得』が話題となっている。5/9の「日経新聞」にも掲載され、第5刷も決まった新刊の中から、小山氏に「三流が一流に変わる心得」を紹介してもらおう。

★【三流】は、創業者の「お墓の場所」を知らない
★【二流】は、創業者の墓参りに、「社長ひとりで」行く
★【一流】は、創業者の墓参りに、「社員全員で命日に」行く

小山 昇(Noboru Koyama)
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。
「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を毎年増収増益の優良企業に育てる。2001年から同社の経営のしくみを紹介する「経営サポート事業」を展開。現在、600社以上の会員企業を指導しているほか、「実践経営塾」「実践幹部塾」「経営計画書セミナー」など、全国各地で年間240回以上の講演・セミナーを開催。1999年「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」をそれぞれ受賞。日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。2004年からスタートした、3日で108万円の現場研修(=1日36万円の「かばん持ち」)が年々話題となり、現在、70人・1年待ちの人気プログラムとなっている。『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』朝30分の掃除から儲かる会社に変わる『強い会社の教科書』(以上、ダイヤモンド社)、『99%の社長が知らない銀行とお金の話』『無担保で16億円借りる小山昇の“実践”銀行交渉術』(以上、あさ出版)、『【増補改訂版】仕事ができる人の心得』(CCC メディアハウス)などベスト&ロングセラー多数。
【ホームページ】 http://www.m-keiei.jp/

小山 「小田島さんは、お父さんのこれまでの物語をまとめた『ビデオ』をつくるといい」

小田島 「父親のビデオですか?」

小山 「今の小田島さんがあるのは、父親のおかげだよね。親の金で遊びほうけていたうえに、会社を残してもらったんだから(笑)。でも、感謝の気持ちというのは口で言ってもなかなか伝わらないからね。『目に見える形』にしたほうがいい」

「創業者の墓参り」を欠かさない理由

 株式会社武蔵野(創業時の社名は、日本サービスマーチャンダイザー)の創業者は、藤本寅雄です。

 私は、東京経済大学在学中に、藤本と知り合いました。1968(昭和43)年5月か6月だったと思います。

 私は山梨から通勤していたので、社長宅で寝泊まりすることも多く、1週間の半分くらいは、社長の隣に布団を敷いて寝ていました。

 風呂はいつも最初で、勝手にビールを飲みながら、藤本に言いたいことを言う。それでも藤本は、いつも黙って聞いていました。

 月の売上が1000万円の時代に、1ヵ月間の販売促進費として「1000万円」を使わせてもらったこともあります。

 虎の子のお金はすぐに消えてなくなりましたが、それでも藤本は、小言ひとつ言わなかった。

 また、私が勉強に燃えていたときは、「賞与前借りで」と言って、全国の加盟店に勉強に行きましたが、実際には、一度も賞与からお金を引かれたことはありません。

 今日の私があるのは、藤本が大きな経験をさせてくれたからです。

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