入社1日目の「しくじり先生」から学べること／人気20代ブロガー熊谷真士＜後編＞

重要なのは、人とのつながりと個人の特定スキル

熊谷そんな人を見る目のある岩瀬さんから見た僕は、どんなふうに映ってますかね。

岩瀬たたずまいと雰囲気、さらには、僕にたくさん質問を投げてくださった。（編集部注／文字数の都合により割愛しています）

熊谷さんはありあまるエネルギーがあって、みんなに愛されるキャラがあるような気がします。だから、何か大きなことができるのではとも思うのです。
面白いことができそうですし、エネルギーに溢れてますし、ユーモアも含めてセンスもあると感じます。となると、さっきの話につながりますが、一人だけでは何もできないので、どれだけ多くの人に助けてもらえるかというのが重要だと思うんですね。先輩も同期も後輩も。

あと、何をどれぐらいできるかは、人によってそのスキルセットが違いますよね。例えば僕だったら、コンサルとファンドにいたことがあるので、100ページのパワポ資料を作るとか、バイアウトのモデルを作るとかは得意です。また、M&Aの契約書の交渉ができるとか。特定のスキルというのも重要だと思います。

僕は「職業に貴賎なし」と思っていて、例えば、ライフネット生命のオフィスのトイレを毎日隅々まできれいに掃除していただいている清掃員の方がいらっしゃるのですが、本当に感謝していて、素敵だなと思っているんです。プロ意識とスキルがあって。

だから、働いていく上で大事なのは小さくてもインパクトがあること、誇りを持てること、なのではないかと思うのです。そのあたりどうですか？

岩瀬 5年後、熊谷さんが大活躍をされたときには、「原点はこの対談だった」とちゃんと言ってくださいね（笑）。楽しみにしています。

熊谷その可能性は2％未満だと思うので、安心して、期待せずお待ち下さいませ。