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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

セブン&アイHD井阪次期社長を直撃!
「わだかまりは一切ありません」

週刊ダイヤモンド編集部
2016年5月9日
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──セブン&アイ・ホールディングス(HD)のトップに就任します。どうかじ取りをしていきますか。

いさか・りゅういち
1957年生まれ、東京都出身。青山学院大学卒業。80年、セブン-イレブン・ジャパン入社。商品本部長などを経て、2009年より社長。5月26日にセブン&アイ・ホールディングス社長に就任予定。 Photo by Toshiaki Usami

 これまで以上に顧客に真摯に向き合い、企業価値を向上させていきます。全ての経営判断は、顧客目線に立って価値が上がるかを基本に置きます。その上で、透明で公正な意思決定のプロセスを確立し、顧客や加盟店、従業員、取引先、株主という全てのステークホルダーに、誠実な企業として受け止めていただくことを目指します。

──事業会社のトップとの違いをどう捉えていますか。

 セブン-イレブンが5年連続最高益を達成できたのは、PDCAサイクルをしっかり回し続けることができたからです。鈴木敏文会長の言う「仮説と検証」で、グループにもDNAとして根付いています。HDでは、各事業会社が健全に成長できるよう、PDCAサイクルを回すサポートをしていきたいですね。

──グループには不振が続く事業会社もあります。

 これから各事業会社のトップ、そして現場で働く人たちとしっかり対話をしながら、具体的な対策を考えていきたいと思っています。

──これまでの戦略を継承するのでしょうか。

 良い点は継承しますが、悪い点は修正します。例えば今回、騒動が大きくなってしまった理由の一つだと感じていますが、われわれに透明性や公正性がないという印象を外部に与えてしまった。今後は、そうした印象を持たれないように変えていきたいと考えています。

──これまでの経営は、鈴木敏文会長の強烈なトップダウンによって進められてきました。こうした手法も継承するのですか。

 鈴木会長は偉大な方で、まねができる人はこの世にいないでしょう。従ってこれからは、顧客が何を必要としているかを、組織全体で考える体制に変えないといけない。

 そういう意味では、トップダウンとボトムアップとの組み合わせが重要になるでしょう。現場は「こうしたらいいのにな」という意見を絶対に持っています。そうした声を吸い上げ、トップダウンで具現化していく組織に変えていきます。

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