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すでに自動運転は先端研究を卒業
市場導入のカギは規制当局に移った

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第388回】 2016年5月6日
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 グーグル、フォード、ボルボ、ウーバー、リフトの5社が、自動走行車の市場導入を加速化するための組織を作った。

 この組織は、『安全な道路のための自走車連合(Self-Driving Coalition for Safer Streets)』という名称で、政府に働きかけるロビーグループとしてだけでなく、一般の人々へのキャンペーン運動であり、行政や規制関連組織と協力して、自走車の安全を確保し、社会的な恩恵を実現することを目的とするという。

 グーグルが先陣を切って開発をおこなってきた自走車は、現在毎日のようにニュースを目にする話題になっている。グーグルだけでなく、上記の自動車メーカーや日本のトヨタ、テスラ、そしてアップルまでも自走車を開発しているとされる。

 そのうちグーグルでは、超先端研究を行う研究組織Xからグーグルカーがまもなく卒業という。つまりこれは、自走車はもはや空想的な技術ではなく、市場化にごく近づいた開発段階に入ったということを指すものだ。Xのトップを務めるアストロ・テラー氏が数ヵ月前に語ったところによると、Xはグーグルカーをまもなくスピンオフさせ、特定の地域内で走行を実施する可能性もあるという。

 特定の地域内とは、たとえばグーグルの本社キャンパスのような場所。現在は、グーグルカラーの自転車に乗った社員が、キャンパス内や方々に散らばったビルの間を走っているのを見かけるのだが、これがグーグルカーにとって代わられてもおかしくない。ちょうどウーバーのようにスマホから呼び出せば、目の前に車が横付けされ、目的地まで運んでくれるわけだ。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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