株式レポート
5月2日 10時15分
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マネックス証券

調整局面入りか - 米国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント

先週の米国株式市場
―ダウ平均3週ぶりに反落 アップルの決算が市場心理冷やす―

<先週の概況>

先週の米国株式市場で、ダウ平均は週間で230ドル安と3週ぶりに反落しました。週の半ばに発表されたアップル(AAPL)の1-3月期決算が減収減益で市場予想も下回る低調なものに終わったことが市場心理を冷やしました。
アップルの他にツイッター(TWTR)の決算も冴えなかったことからハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下落率はダウ平均の2倍以上となっています。

米国株式市場バリュエーション

業種別リターン

ダウ平均採用銘柄 週間騰落率ランキング

<上昇>

ダウ平均採用の30銘柄中上昇は6銘柄にとどまりました。1-3月期決算で売上高が市場予想を上回ったボーイング(BA)は3%近く上昇しました。また、原油先物価格の上昇を受けエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)がしっかりでした。

<下落>

アップルが週間で11%超の大幅安となりました。1-3月期の決算が減収減益となり、市場予想も下回る低調な内容だったことから大きく売られました。インテル(INTC)、マイクロソフト(MSFT)、シスコシステムズ(CSCO)などその他のハイテク株も売られています。

先週発表された主な経済指標

連邦公開市場委員会(FOMC)

26日から27日にかけて開催された連邦公開市場委員会(FOMC)でFF金利の誘導目標の引き上げ(利上げ)は見送られました。見送り自体は市場予想通りで、注目点は声明文で今後の利上げについてどのような示唆が示されるかという点でした。もっと踏み込んで言えば、6月利上げの可能性が示唆されるかが最も大きな焦点だったと言えます。ただ、結果的に6月利上げを示唆するような文言は記載されず、むしろ「米国の経済活動が鈍化した」という表現が使われるなど、全体としてハト派的な声明文となりました。6月利上げの可能性は低下したとみられます。


今後発表される主な経済指標

4月分雇用統計
非農業部門雇用者数(前月差) 市場予想 +20.0万人 前月 +21.5万人
失業率 市場予想 5.0% 前月 5.0%
平均時給(前年比) 市場予想 +2.4% 前月 +2.3%

6日に4月分の雇用統計が発表されます。FOMCの声明文はハト派的で6月利上げの可能性は低下したとみられますが、全くなくなったわけではありません。物価上昇が加速するなど経済が過熱してきたと判断されれば利上げが行われる可能性もあります。もちろん労働市場動向も引き続き重要な判断材料の1つとみられます。4月分の雇用統計は、これまで同様労働市場の堅調な改善を示すとみられています。

マーケットビュー
―調整局面入りか―

先週のマーケットビューでは、タカ派的なFOMCが発表された際の株価下落に注意と記しました。結果的にFOMCはハト派的な内容でしたが、アップルの冴えない決算が足を引っ張る形で米国株は調整しました。
以前から当欄や「米国マーケットの最前線」でも記しているように、S&P500の予想PERは17倍台後半とやや割高感のある水準です。経済指標の改善や原油価格の上昇を材料に上昇基調を続けてきた米国株ですが、ここへきて経済指標の改善は一服しています。また、アップルという時価総額が米国一大きい銘柄の冴えない決算は市場センチメントの悪化を長引かせる恐れもあり、一旦調整局面がくるのではとみています。

フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕

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(マネックス証券)


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