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事業計画書は1枚にまとめなさい
【第1回】 2016年5月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
上野光夫 [起業支援コンサルタント]

何十枚も書く必要はない!
創業融資のための事業計画書はたった1枚

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事業計画書といえば、何十枚にも及ぶ書類を作成しなければいけないと思われがちだが、そんなことはない。起業して資金を調達するための事業計画書はもっと簡素でいいのだ。日本政策金融公庫に26年間勤務し、5000人以上の創業融資に携わってきた上野光夫氏が、起業のための事業計画書のポイントを紹介する。

みんなが頭を抱える事業計画書
実はそんなに難しくない

 多くの起業志望者は、いざ事業計画書を書く段階になって、頭を抱えてしまいます。

 事業計画書の書き方で悩む原因の1つは、「複雑なものをつくらなければいけない」と思い込んでいることです。パワーポイントを使った画像が豊富で数十ページにも及ぶものをイメージするために、途中で挫折してしまいがちです。

 実は、創業融資を受けるための事業計画書は、複雑な内容にしてはいけません。「用紙1枚」にまとめることが重要なのです。

 創業融資を取り扱っている代表的な金融機関の日本政策金融公庫では、「創業計画書」はA3横の用紙1枚の様式です。注釈に「所定の記載枠に記載内容がおさまらない場合は別紙(様式適宜)をご作成ください」とありますが、1枚の用紙にまとめることが基本だと認識してください。

 1枚だけとなると、記入スペースがとても狭いですから、無駄なことは一切書けません。あなたが考えているビジネスの内容を、ギュッと凝縮して表現すればいいのです。ですから、パワーポイントで何十枚ものスライドをつくるのと比べると、はるかに簡単にできます。

 それでは、なぜ用紙1枚にまとめるのがいいのでしょうか?

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    上野光夫(うえの・みつお) [起業支援コンサルタント]

    MMコンサルティング代表取締役、中小企業診断士、起業支援プラットフォーム「DREAM GATE」認定アドバイザー。
    1962年鹿児島市生まれ。九州大学を卒業後、日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)に26年間勤務し、主に中小企業への融資審査の業務に携わる。3万社の中小企業への融資と、5000名超の起業家への創業融資を担当した。融資総額は2000億円にのぼる。
    2011年4月にコンサルタントとして独立。起業支援コンサルティング、資金調達サポートを行うほか、研修、講演、執筆など幅広く活動している。リクルート社『アントレ』などメディア登場実績多数。日本最大の起業家支援プラットフォーム「DREAM GATE」において、アドバイザーランキング「資金調達部門」で3年連続して第1位に輝く。
    著書に『3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則』(日本実業出版社)、『起業は1冊のノートから始めなさい』(ダイヤモンド社)、『「儲かる社長」と「ダメ社長」の習慣』(明日香出版社)、『仕事で結果を出す人はこの「きれいごと」を言わない』(フォレスト出版)がある。


    事業計画書は1枚にまとめなさい

    事業計画書といえば、何十枚にも及ぶものだと思われがちだが、個人の開業ではたった1枚でいい。日本政策金融公庫で5000人超の起業家を見てきた著者が、創業融資の事業計画で大切なポイントは何かを解説する。

    「事業計画書は1枚にまとめなさい」

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