セキュリティとIoTの
最新情報が収集できる

昨年開催された「Interop Tokyo 2015」の様子

 そうした最新情報や情報セキュリティ対策のヒントが得られる場として注目されているのが、インターネット協会とナノオプト・メディアが運営する「Interop Tokyo」だ。

 日本でインターネットの商用化がスタートした1994年に始まり、今年で23回目を迎えるこのイベントは、つねに最先端のICT(情報通信技術)に関する情報を発信してきた。

 今年は「Think out of the box ~創造力と技術で生みだす未知なる社会~」をスローガンに掲げ、とくにセキュリティ、IoT、SDI/NFVの3テーマに関する展示や講演などを充実させる予定だ。

 セキュリティ、IoTの2テーマについては、「セキュリティワールド」「IoTワールド」という特設コーナーを設け、それぞれの最新技術やソリューションを提案する出展企業を集める。テーマに関連する講演も随時行うので、この2つのコーナーを訪れるだけで効率的に情報収集ができるだろう。

 会場専用のデータセンターとして設けられる「ShowNet」も目玉のひとつだ。各出展企業の機器と技術を結集して、今後のネットワークのあるべきカタチを提言するという。

「以前はIT企業の参観が多かったのですが、近年はユーザーである一般企業が増え、全体の4割近くを占めています」と藤原氏。

 とくに今回は、セキュリティ、IoTという企業にとって関心の高い2大テーマがクローズアップされるので、ユーザー企業の参観が増えそうである。出展企業は約500社を予定。6月8日から10日まで、千葉市の幕張メッセで開催される。