ものごとの本質に迫るコツでもある

 繰り返しになりますが、「極端に考えると」はものごとの本質に迫るためのキーワードです。

 もし、「不登校の生徒100名を調査したら、80人がスマートフォンでゲームをしていた。だから、ゲームは教育に悪影響を及ぼす」という主張があったとしたら、筆者は疑問を感じます。ちゃんと登校している生徒だって、スマートフォンでゲームくらいはしているはずだからです。

 この話の本質を理解するために極端に考えてみると、「日本では犯罪者の100%が水を飲んでいる。だから、水が犯罪の原因である」と言っているようなものです。犯罪者ではない人のことも考えたら、これが無茶苦茶な論理であることにすぐ気づけるでしょう。

 数字を読む際もまったく同じこと。

 冒頭でお伝えしたように、数字の裏を読み解く行為は「表面上は見えてこない事実をあぶり出すこと」です。これは、ものごとの本質に迫る行為とも言い換えられます。

 ぜひ、明日から「極端に考えてみると」を口癖にしてみてください。数字力だけではなく、きっと思考力も鍛えられることでしょう。